石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ジョージア(グルジア)の伝統衣装で初の同性婚

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2017年11月27日、米国のニューヨーク・シティーで、男性同士がジョージア(グルジア)の伝統的婚礼衣装を身に着けて結婚式を挙げました。ジョージアの伝統衣装での同性婚は、これが初とのこと。

詳細は以下。

Meet the first gay couple to marry in traditional Georgia wedding outfits

まず、写真をどうぞ。

このカップルのうち、David Shubladzeさんはジョージア出身で、Matthew Gandolfoさんはニューヨーク・シティー出身なのだそうです。写真でふたりが身に着けているのはchokhaと呼ばれるジョージアの男性用フォーマルウェアで、男らしさや、力や、伝統を表すものだとのこと。

ちなみにジョージアでは同性婚が違法であるばかりか、Shubladzeさんによれば、ゲイ男性は「男ではない」からchokhaを着てはいけないと言われるのだそうです。以下、Shubladzeさんのことば。

「わたしはそれに異議申し立てをしたかったのです。自分の『男らしさ』を主張したかったというわけではなく、わたしがジョージア人として、他のどの男性も自分の結婚式で身に着ける権利を持っている衣装を着る権利を主張したかったのです」

「このことが、ジョージアの同胞たちに、いつか近いうちに故国で自分たちの結婚式を祝い、幸せを見出す権利が持てるだろうという希望を与えてくれるかもしれないと思います」

‘I wanted to challenge that. Not to assert my “masculinity”, but to assert my right as a Georgian to wear a garment that every other man has the right to wear for his wedding.

‘Perhaps it will give hope to our sisters and brothers in Georgia that one day soon they will have the right to celebrate their own wedding and find happiness in their homeland.’

伝統的衣装での同性婚のニュースはときどき見かけますが、言われてみればジョージアの衣装での式は初めて見ました。以下、参考までに、これまで紹介した伝統的スタイルの同性ウエディングのニュースをいくつか貼っておきます。

「伝統」なるものは総じて同性カップルの包摂より排斥に使われることの方が多い(日本でも最近ありましたね)と思うんですが、考えてみればこういうかたちで「異性愛こそ伝統」という規範を転覆させるという手もあるんですね。おふたりとも、どうぞお幸せに。