石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

キリスト教右派の元判事、未成年少年へのレイプで訴えられる

テキサス州の元判事でキリスト教右派政治家のポール・プレスラー(Paul Pressler)が、14歳(当時)の少年をレイプしたとして訴えられました。告発した男性は、70年代後半から83年までずっとプレスラーから性的な行為をされていたと主張しています。

詳細は以下。

“Family values” Texas lawmaker accused of raping underage boy / Queerty

プレスラーはテキサス州の控訴裁判所の元裁判官で、1957年から1959までは州下院議員だった共和党政治家。「家族中心の価値観(family values)」を強調してリベラルや中道派に反対し続けてきた人です。

訴えを起こしたデュエイン・ローリン(Duane Rollin)氏によれば、氏は14歳のときに教会の聖書の勉強会でプレスラーと知り合い、以来大学進学で街を離れるまで性的な関係を持たされたとのこと。プレスラーはローリン氏に、君は「特別」な存在で、この関係は神に認められたものだと言い、挿入を含む行為を定期的に続けていたと彼は主張しています。

なおプレスラーは法廷で、「概して、そして断固として、あらゆる申し立てを」否定すると発言したそうです。プレスラーの弁護士は、ローリン氏の薬物使用歴と侵入盗での服役歴があることから、ローリン氏の言い分は信用できないとしているとのこと。ちなみにこの弁護士は、ヒューストンのアンチLGBTQヘイトグループ「コンサバティブ・リパブリカン・オブ・テキサス」(Conservative Republicans of Texas)のリーダーであるジャレド・ウッドフィル(Jared Woodfill)という人だそうです。

性虐待は薬物使用や反社会的行動のリスクファクターのひとつだから、ウッドフィル弁護士の言っていることはあてにならない気がします。司法には全力で真相を究明してほしいです。それにしても、ロイ・ムーアといいウェス・グッドマンといい、「家族中心の価値観」を説く共和党政治家のこうしたセックススキャンダルが後を立たないのはどうしてなんでしょうね。結局のところ、Salon.comが「家族中心の価値観」派の新旧スキャンダルについてまとめた記事の、こちらのフレーズが全てという気もしますが。

人の道を説く者は概してもっとも不道徳な者、もっとも隠れなければならない者なのである。

Moralizers are typically the least moral, the people who have the most to hide.