石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

79歳男性、24歳夫に財産を取られて捨てられ無一文に

英国で24歳の男性モデルと結婚した79歳男性が、結婚後まもなく財産をほぼ全部取られて捨てられ、ホームレス状態になったそうです。異性同士の結婚で珍しくもないことが、同性婚でも起こっているってことですね。

詳細は以下。

79-YEAR-OLD LEFT HOMELESS AFTER 24-YEAR-OLD HUSBAND DITCHES HIM JUST MONTHS AFTER THEIR WEDDING - Attitude.co.uk

この79歳男性、フィリップ・クレメンツ(Philip Clements)氏は元聖職者。彼は出会いサイトで50歳以上年下のルーマニア人モデル、フローリン・マリン(Florin Marin)氏と知り合い、2017年4月に英国ケント州ラムズゲートで結婚しました。ふたりはルーマニアで新生活を始めることになっていて、クレメンツ氏はケント州に持っていた家をマリン氏に言われて売り、そのお金でブカレストの中心部にマンションを購入していました。

ところが、結婚後数ヶ月たち、クレメンツさんがそのマンションを夫に譲渡する書類にサインしたところ、それからわずか数日で2人は破局。クレメンツさんは9月にほぼ無一文で英国に帰ってくるはめになりました。現在、彼は友人宅に泊まっているそうです。

ちなみに PinkNewsの続報によると、マリン氏は12月現在、もう新しい彼氏(48歳)と交際中だとのこと。マリン氏はこの新カレがクレメンツ氏より裕福だということや、2人でお金をふんだんに使って夜遊びしていることなどを自慢しているとのことです。

こうなってくると、クレメンツ氏の、マリン氏との関係がまだうまく行っていた(少なくとも彼はそう思っていた)頃のことを振り返るコメントが余計に痛々しく感じられます。以下、The Sunより引用。

よく一緒に映画や買い物に行っていましたよ。彼はわたしを笑わせてくれてね。わたしたちはいつも笑っていたものです。

"We used to go out to the cinema and shopping. He makes me laugh. We'd laugh a lot.

さて、これらのニュースを読む間しきりに思い出していたのが、最近アイルランドで異性愛者の男性同士が相続税対策のため同性婚したというニュース。同性同士で結婚して金銭的コストを減らす自由には、こうやって若い男/女に騙されて身代取られる自由もセットになってついてくるのだなと思いました。つまりいいことも悪いことも含めて異性同士の結婚と大差なくなりつつある*1わけで、アイルランドのニュースにばかり注目して「同性婚で節税などけしからん」などと騒いでいる人はずいぶん近視眼的だと思います。そういう人たちがクレメンツさんのようなケースには気づかないか、気づいてもアイルランドの話ほどには騒がない原因は、たぶん以下の画像で説明できるんじゃないかな?

フラジャイルなんだよね、要するに。結婚の平等を求める側はもっと現実的で、以前からこんなだったのにねー(以下の画像は、2013年の米国でカリフォルニア州の同性婚について争われていたときに最高裁の前で掲げられていた、同性婚賛成派のプラカードです)。

*1:ただ独身者と既婚者の間の平等はまだまだなので、最終的には結婚していようといまいと、そして結婚している場合ジェンダーの組み合わせが何であろうと、誰かがほかの人よりスペシャルに得をするわけでも損をするわけでもないというところまで制度改革を進めていく必要があるとは思います。