石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

今週の未紹介LGBTニュース(2018年1月7日)


ドラマ『フォスター家の事情』がシーズン5Bで終了 夏に全3話のスピンオフ放送

These Gay Dads Revealed They're Having Triplets In The Most Adorable Way Possible | NewNowNext

子供のいるレズビアンカップル一家が主役の米ドラマ『フォスター家の事情』が、本国で2018年1月9日放送開始のシーズン5Bで終了になるというニュース。通算100話目となる最終話(S5Ep20)は2時間のスペシャル版として製作され、2018年夏には全3話のスピンオフドラマも放送されるそうです。

スピンオフドラマは本編終了から数年後を舞台としており、キャリー(マイア・ミッチェル)とマライア(シエラ・ラミレス)が主役となる模様。

シーズン5Bのトレイラーはこちらです。

米ゲイカップル、3つ子のパパになる予定をInstagramで発表

Gay dads announce they're having triplets in cutest reveal ever

代理母出産で3つ子を授かったことを知ったゲイカップルが、Instagramにたいへん可愛らしい写真を載せて喜びの報告をしたというニュース。

該当の写真はこちらです。

キャプションを訳すと、こんなかんじ。

家族が急増することをお知らせいたします。2018年5月に3つ子が生まれる予定です!家じゅうが愛と笑いと熱狂でいっぱいになりそうです!

We are extremely excited to announce that our family is growing exponentially . We are expecting triplets come May 2018! It’ll be a full house of laughter, love and craziness!

このカップル、Jason BabcockさんとAdam Gentileさんは米国マサチューセッツ州で結婚しており、女性の友人Jessicaさんの協力で2017年1月に生まれた第1子のTristanちゃんを育てているところ。第2子をもうけるべく再びJessicaさんに代理母になってもらったところ、3つ子ができたとわかったのだそうです。自分自身にも愛情豊かな夫と3人の子供がいるJessicaさんは、ただ単にJasonさんたちは家族を持つに値するという考えから代理母出産を引き受けてくれているとのことで、JasonさんはそんなJessicaさんのことを天使と呼んでいるとのこと。

出生証明書で第3のジェンダーが選択可能に 米ワシントン州

Washington state offers three gender options for birth certificates - CNN

米国ワシントン州で、2018年1月27日から、出生証明書の「男」「女」という性別表記を第3のジェンダー「X」に変えられるようになるというニュース。

「X」に変更した場合、出生証明書は以下の画像のようになるようです。

州保健局(Department of Health)によれば、この「X」は「男」「女」のどちらかひとつだけには当てはまらないジェンダーを表すもので、たとえば以下のようなものが含まれるとのことです。

  • intersex
  • agender
  • amalgagender
  • androgynous
  • bigender
  • demigender
  • female-to-male
  • genderfluid
  • genderqueer
  • male-to-female
  • neutrois
  • nonbinary
  • pangender
  • third sex
  • transgender
  • transsexual
  • Two Spirit
  • unspecified

トランプJrがエレンを「闇の国家(deep state)」の手先呼ばわり。さんざんジョークのネタにされる

Ellen smacks down Eric Trump’s ‘Deep State’ claim about her in hilarious monologue / LGBTQ Nation

米大統領ドナルド・トランプの息子エリック・トランプ(Eric Trump)が、コメディアンのエレン・デジェネレス(Ellen DeGeneres)がトランプ政権の打倒を目論む「闇の国家(deep state)」の一員であるとほのめかすツイートを披露。さっそく当のエレンからジョークでこてんぱんにやり返されました。

ことの起こりは、エリックの2018年1月3日のこちらのツイートでした。

訳:「ショッキングだ……またもや、フォローすべき『おすすめユーザー』がこうなってる。#DeepState」(訳注:この文章とともに、ヒラリー、オバマ、エレンの3人が表示された『おすすめユーザー』欄のスクリーンショットが示されています)

エリックがハッシュタグで書いた「闇の国家(deep state)」というのは、親トランプのFox Newsが扇情的な報道でその存在を主張し続けている、「トランプ政権へのクーデターを目論む政府内の一部機関や組織」のこと。早い話が陰謀論です。エリック・トランプは、このツイートに#deepstateをつけることで、コメディアンのエレンがその「闇の国家(deep state)」の一員であるというたいへん独自な考えを示したというわけ。

エレンからのお返事は以下。

一部抜き出してざっくり訳すと、こんな風になります。

  • エリックってどっちの息子だっけ。象を殺した方、チーターを殺した方?
  • 「闇の国家」って何。それってドリーウッド(テネシー州の遊園地)の近く? なら入ってもいいけど。
  • (『闇の国家』の話は)「この1週間で目にしたものの中で一番クレイジーだわ。わたし今週、女の人が魚とセックスする映画(訳注:『レディ・イン・ザ・ウォーター』のこと)を見たんだけど、それでもこれには負ける。
  • 「闇の国家」って、ドナルド・トランプの名声をひそかに傷つけているつもりの人たちのことなんでしょ。ばかばかしい。ドナルド・トランプ以上にドナルド・トランプの名声に傷をつけてる人なんていないんだから。
  • がっかりさせちゃって悪いけど、わたしは「闇の国家」には入ってないんです。そんな暇がなくて。月曜日はゲイ・アジェンダの会議だし、水曜日にはビヨンセと一緒にイルミナティのブランチの司会をするし、週末は(妻の)ポーシャと必死で子作りに励んでるし。

そう言やエレンは以前にも「エレン・デジェネレスは子供たちを同性愛者に変えようとしている」というアホな陰謀論の標的にされ、ギャグで切り返していましたっけ。いちいち大変だよねエレンも。

トランスのタクシー運転手がロトくじで高額当選 自分を捨てた子供らには1ペニーも渡さず「報復」

英国のタクシー運転手でトランスジェンダーのMelissa Edoさん(57)がロトくじで約6億円をゲットしました。Melissaさんには7年前に性別以降したときに縁を切られた成人済みの子供が4人いて、Melissaさんはその子らにお金を分けるつもりはないと言っているそうです。以下、Melissaさんのことば。

「子供には無償の愛情を注ぐべきだということはわかっていますが、あの子たちは私を切り捨てたんです。わたしがいちばん辛かったときに去って行って、わたしをはねつけたんです」

“I know we should all love our children unconditionally but they cut me out of their lives. They weren’t there during my hardest times and rejected me.

「子供たちのことは今でも愛していますが、わたしが今お金を持っているからという理由からくる偽りの愛を彼らから得たいとは思いません」

“I still love them but I don’t want false love off them because I’ve got money now.

当然こうなるよねー。

サウスウエスト航空、理由を説明せずにゲイカップルを飛行機から追い出す

Gay couple kicked off plane in the U.S. - GayIceland

アイスランドのゲイカップルが2017年12月22日、サウスウエスト航空の飛行機で自分たちの席に座っていたところ、理由の説明なしに降ろされてしまったというニュース。

このカップル、James McDaniel さんとHafsteinn “Haffi” Himinljómi Regínusonさんはその日、バルティモア発アトランタ行きの便に乗る予定でした。ところが搭乗後、3人警官が2人のもとに現れ、すぐ降りるようにと告げたのだそうです。Jamesさんによると、警官らは2人が降りなければならない理由を説明しようとせず、降りなければHaffiさんに手錠をかけると脅したとのこと。それでHaffiさんが泣き出すと、JamesさんがHaffiさんを静かにさせなければ逮捕するとまで言ったのだそうです。結局、2人はこの飛行機に乗ることをあきらめ、アラバマの自宅まで電車で帰ったとのこと。こんなことをされたのは自分たちが機内で唯一の見た目で
ゲイだとわかる乗客だった(手をつないで歩いたり、HaffiさんがJamesさんの肩にもたれかかって眠ったしていたため)ためだとJamesさんは主張ししています。

サウスウエスト航空はこれまでにも似たようなことをやらかしているので、ゲイだからという理由で降ろされたのだとしてもあたしゃ驚きませんね。この会社の過去のやらかしについては、以下をどうぞ。

ガラス割られる 米ネバダ州LGBTセンター

Windows At LGBT Center In Reno Smashed By Masked Assailant | NewNowNext

2018年1月2日の夜、米国ネバダ州リノのLGBTセンターのガラス戸やガラス窓が投石によって割られたというニュース。目撃者は、覆面姿の何者かが石を投げつけるところを見たと話しているそうです。

LBGTセンター(的なもの)が襲撃され破損される場面というのは、英映画『パレードへようこそ』にもでてきましたよね。あれは80年代の実話を基にした映画ですが、あれから30年経っても同じような蛮行は現実世界で依然として続いています。だからこそいっそうこういう場所が必要なのだと、改めて思いました

ウクライナTV局が大晦日にホモフォビックな寸劇放送 批判され謝罪

ウクライナ語のTV局「1+1」が、2017年の大晦日に放映した番組内の寸劇がホモフォビックかつトランスフォビックだとして抗議され、謝罪したというニュース。

この寸劇はピノキオの旧ソ連圏版である「ブラティーノ(Buratino)」のパロディーで、主人公のブラティーノ役の人が自分は男ではなく女で「ブラティーナ(Buratina)」という女性名で呼ばれたいのだと発言して周囲から拒絶され、自殺しそうになるという内容だったとのこと。この寸劇には同性愛者を罵るロシア語の卑語を想起させるような替え歌や、レインボーフラッグやLGBTの頭文字などを嘲る部分もあったそうです。Dsnewsのロシア語記事をGoogle翻訳で英語に直して読んでみた限りでは、この寸劇は性自認と性的指向をごっちゃにしたもので、「ブラティーナ」は共演者からばかにされたり、蹴られたり、隣に座りたくないと言われたりし、さらに「父親」からは「家族の恥」と言われていた模様。

LGBTアクティビストたちは1月4日、1+1の外で、同局と番組を制作したスタジオQuarter 95("95 квартала" )に抗議しました。

結果として、1+1とQuarter 95の両方がFacebookで謝罪したそうです。1+1はまた、Webでこの番組の動画が見られないようにする措置を取ったとのこと。

大晦日の番組で浮かれて差別的なことをやらかすのって、日本だけじゃなかったのね……。