石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

トランスジェンダーのトイレ訴訟で和解 ウィスコンシンの学校が元生徒に和解金80万ドル

キャンバス上需要壁Peel壁アート印刷性別Neutralトイレサインというタイトルのブルー 20

学校から性自認に合ったトイレの使用を禁じられたのは不当だとして、米ウィスコンシン州の元生徒が学校区を訴えた訴訟が、第7巡回区控訴裁の判断を経て和解に至る見通しです。学校区はこの元生徒に和解金80万ドルを支払う予定だとのこと。

詳細は以下。

Transgender Student Wins $800,000 From School District That Forbade Him to Use Bathroom of His Choice - Towleroad

アッシュ・ウィテカー(Ash Whitaker)さんは2016年6月、学校が彼に懲罰を与えると脅して男子用トイレを使わせず、さらに日々監視したのは違法であるとしてケノーシャ統一学区(Kenosha Unified School District)を訴えていました。第7巡回区控訴裁は、学校区はウィテカーさんがトランスジェンダーだという理由で違法な差別をしたと判断。学校区は控訴したものの、2018年1月8日、和解金80万ドルを支払って控訴を取り下げることに同意したとのことです。裁判所がこの支払いを認めれば、和解成立となります。

現在既にこの学校を卒業してウィスコンシン大学マディソン校に通っているウィテカーさんは、トランスジェンダー法律センター(Transgender Law Center)のプレスリリースで以下のような声明を発表しています。

「わたしの人生の中の、この長々と心を苦しめられた部分がついに終わったことに深く安堵しています。これで自分の未来に集中し、単にひとりの大学生として暮らすことができます」

“I am deeply relieved that this long, traumatic part of my life is finally over and I can focus on my future and simply being a college student,”

「わたしが自分以外のトランスの子供たちに送りたいメッセージは、自分を尊重し、受け入れ、愛せということです。おまえはそれに値しないと言ってくる人がいたら、そんなことを言う人たちの方が間違っていることを証明してやりなさい」

My message to other trans kids is to respect themselves and accept themselves and love themselves. If someone’s telling you that you don’t deserve that, prove them wrong.”

ウィテカーさんはトイレを使う権利だけでなく、プロムキングに立候補する権利をも戦って勝ち取った人。このとき、ウィテカーさんだけでなく他の生徒たちも一緒になって学校に抗議していたのは記憶に新しいです。詳しくは以下の動画を。

こうやって若い世代がいろいろ変えてくんだと思います。年寄りも負けずに行動せねば。