石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

現役軍人同士の米ゲイカップルがウエストポイントで結婚

West Point on the March

米国の男性軍人同士のカップル、ダニエル・ホール(Daniel Hall, 30)さんとヴィンセント・フランチーノ(Vincent Franchino, 26)さんが、2018年1月13日、ウエストポイントの陸軍士官学校で結婚したそうです。

詳細は以下。

For Love of Country, and Each Other - The New York Times

ふたりの出会いは2009年で、当時ホールさんが最上級生、フランチーノさんが新入生だったとのこと。ゲイカップルとして、周囲の人から変に思われたり、同性愛者を侮辱することばでののしられたりするなど、一通りの苦労は味わってきたそうです。

「しかし、これまでいろいろな苦労を乗り越えてきましたが」と、フランチーノ大尉はつけくわえた。「‘don’t ask, don’t tellの時代に軍務についていたこと以上にひどいことはありませんでした」

“But despite what we’ve been through,” Captain Franchino added, “nothing was worse than having served during the ‘don’t ask, don’t tell’ years.”

米軍の"Don't ask, don't tell"ポリシー(軍当局は兵士に同性愛者/両性愛者であるかどうかを問いただしてはならず、同性愛者/両性愛者の兵士も公言しないかぎり解雇されないという政策)が撤廃されたのって、2011年ですもんね。

「ウエストポイントで共通の友人たちを通じてそれぞれ相手がゲイだと知り、互いに惹かれあっていたのに何も言えず、何もできなかったんです」と、ホール大尉は言った。

“Through mutual friends at West Point, we had each learned the other was gay, and though we were attracted to one another, we couldn’t say or do anything about it,” said Captain Hall,

「ふたりの人間がお互い好き同士なのに、行動を起こすことが許されないというのは、本当に苛立たしいことでした」とホール大尉はつけくわえた。「わたしたちは、自分のことで完璧に嘘がつける軍人であれというポリシーのもとに軍務に服していたんです」

“It’s really frustrating when two people have feelings for each other but are not allowed to act on them,” Captain Hall added. “We were serving under a policy that was telling all of us — perfectly capable soldiers, sailors, airmen and marines — to lie about ourselves.”

そんな時代も過去のものとなり、ふたりはニューヨーク州ウエストポイントにある米国陸軍士官学校のチャペルで結婚。現役の軍人がウエストポイントで結婚したのは、これが初だそうです。写真はこちら。

式には150人が招待され、うち34人が陸軍士官だったそうです。8人がサーベルアーチをつくり、チャペルから出てきたふたりを出迎えました。ふたりのファーストダンスはエディット・ピアフの"La Vie En Rose” だったとのこと。おめでとうございます、お幸せに。