石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

米ロースクール、マスターピース・ケーキショップのウエディングケーキじゃないケーキをおいしくいただく

Queen for a Dayケーキナイフとサーバー 454

米イリノイ州のノースウェスタン大学ロースクールが、マスターピース・ケーキショップvsコロラド人権委員会の訴訟に関する公開討論会を開きました。会場ではこの裁判の裁量上訴の申立て(petition for a writ of certiorari)書類をプリントしたケーキが供され、皆で食べたそうです。

詳細は以下。

Law School Serves Cake With Masterpiece Cakeshop Supreme Court Petition Printed In Icing | NewNowNext

コロラド州のケーキ店、マスターピース・ケーキショップは、2012年に店主のジャック・フィリップス(Jack Phillips)氏がゲイカップルのデイヴィッド・マリンズ(David Mullins)氏とチャーリー・クレイグ(Charlie Craig)氏へのウエディングケーキ販売を拒否したため、人権侵害で訴えられました。フィリップス氏はケーキの販売拒否は信教や表現の自由の行使だと主張するも敗訴し、現在、争いは連邦最高裁まで持ち込まれています*1

ノースウェスタン大学ロースクールは2018年2月9日、この訴訟に関して人権団体ラムダ・リーガルのエリッサ・ジェファーズ(Elissa Jeffers)氏とアンソニー・マイケル・クライス(Anthony Michael Kreis)法学教授による公開討論会を主催しました。その席で、ちょっとユニークなケーキが出されたんだそうです。

ケーキの写真はこちら。

ケーキの白いアイシングにプリントされているのは、連邦最高裁への上訴で提出される、「裁量上訴の申立て」(petition for a writ of certiorari)と呼ばれる請願書です。

トランプ政権はこのケーキ店を支持しており、ジェフ・ウォール(Jeff Wall)最高裁判所訟務官代理(Acting Solicitor General)は司法省宛ての手紙で表現の自由を根拠にフィリップ氏を擁護しています。ウォール氏の考えでは、フィリップ氏に「表現」を創作するよう強制することは「アーティストに絵を描くことを、音楽家に演奏することを、詩人に詩を書くことを強制する」のと同じく許されないことなんだそうです。これに対し、上記のアンソニー・マイケル・クライス法学教授は以下のような見解を示しています。

訳:「本当に? メディアは『ケーキの芸術家』説を信じるのか? それじゃ次はホットドッグの名匠? デザイナーのバリスタ? あれは営利目的のパン屋だよ」。

連邦最高裁は2017年12月5日に口頭弁論を終えたところです。さて、いかなる判決が出るやら。