石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

オスカーのレッドカーペットがゲイ・プロムに。2018年アカデミー賞授賞式クィア方面まとめ

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2018年3月4日、米国LAで第90回アカデミー賞授賞式が開かれました。クィアな作品や人物の動向を、以下にちょっとまとめてみました。

レッドカーペットがゲイ・プロム状態に

女性で初めてシネマトグラフィー賞にノミネートされたレイチェル・モリソン(Rachel Morrison)は、妻のレイチェル・ガルサ(Rachel Garza)とともにレッドカーペットに登場しました。

そして監督で脚本家のディー・リース(Dee Rees)も、妻のサラ・M・ブルーム(Sarah M. Broom)と一緒に会場入り。日本のマスコミは、まずこういうところは取り上げてくれないのよね。


追記

あと1枚、ホランド・テイラー(Holland Taylor)とサラ・ポールソン(Sarah Paulson)のすばらしい写真がありました! 下記エントリで紹介しています。

今年のオスカーがゲイ・プロムと化していた件について続報 - 石壁に百合の花咲く

アダム・リッポンもハーネス姿で登場

五輪銅メダリストのフィギュアスケーターでオープンリー・ゲイのアダム・リッポン(Adam Rippon)が、こんな姿で登場。タイラ・バンクス(Tyra Banks)も思わずツイート。


ジャネット・モックも来てました

Redefining Realnessの著者でトランス・アクティヴィストのジャネット・モック(Janet Mock)もレッドカーペットに。


『ナチュラルウーマン』が外国語映画賞受賞

夫に先立たれ、家も車も犬も奪われてしまったトランス女性が主人公のチリ映画『ナチュラルウーマン』が、外国語映画賞を受賞しました。

チリの大統領からもお祝いのことばが寄せられています。

訳:「セバスティアン・レイロ、ダニエラ・ベガ、ゴンサロ・マサ、そして『ナチュラルウーマン』のチーム全員に心からお祝いを申し上げます。この賞はわたしたちを誇らしい気持ちでいっぱいにしてくれますが、この映画はすばらしい作品であるばかりでなく、我が国にとって良いことである、多様性の尊重についての物語でもあるのです」

ダニエラ・ベガが史上初のトランスジェンダーのプレゼンターに

『ナチュラルウーマン』主演女優でトランスジェンダー女性のダニエラ・ベガ(Daniela Vega)が、『君の名前で僕を呼んで』の歌曲"The Mystery of Love"のプレゼンターをつとめました。トランス女性がプレゼンターとなるのは、アカデミー賞史上初。


『君の名前で僕を呼んで』が脚色賞受賞

80年代のイタリアで17歳と24歳の青年が恋に落ちる映画『君の名前で僕を呼んで』が脚色賞を受賞。89歳のゲイの脚本家、ジェイムズ・アイヴォリー(James Ivory)は、この初受賞でアカデミー賞全部門での史上最年長受賞記録を塗り替えました。


でもやっぱりいちレズビアンとしては

いちレズビアンとしては今なお、正直な心境はこれですね。

今年のフランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)のすばらしいスピーチが効いて、アカデミーが、そして映画界がより包括的な方向へと邁進し続けていくことを願ってやみません。