石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

米国の大学水泳チャンピオンがゲイとしてカミングアウト

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水泳アメリカ代表チームのエイブラム・ディヴァイン(Abrahm DeVine)選手が、Swimming World Magazine誌のインタビューで、同性愛者であることを公表しました。

詳細は以下。

Abrahm DeVine Stepping Out as Elite IMer and Gay Swimmer

ディヴァイン選手はスタンフォード大学の学生で、2018年NCAAチャンピオンシップでは400M個人メドレーで優勝しています。トップレベルの水泳選手でオープンリー・ゲイの人はまだまだ少ないため、チームメイトにカミングアウトするときはどんな反応が返ってくるだろうかとか、受け入れてもらえるだろうかなどと心配してしまい、「本当につらかった(that was a really tough time)」と彼は語っています。

「どんなスポーツの中でも、ゲイとして成長期を送るのは間違いなくキツいです」とディヴァインは語った。「ゲイだということが侮辱を意味するたくさんのスポーツの中で作られた、ある種のカルチャーがありますからね。ゲイであるということは、あれこれ考えたあげく、練習に行きたくないとか、チームメイトと一緒に過ごしたくないとか、チームの一員でいたくないと思ってしまうようなことなんです」

“Growing up gay in any sport is definitely tough,” DeVine said. “There’s a culture that is created in a lot of sports where being gay is an insult. It’s something that gets tossed around and makes you not want to go to practice or not want to hang out with the team or be a part of the team.”

ところが実際にカミングアウトしてみたところ、スタンフォードの選手やコーチたちはみな暖かく受け止めてくれて、「間違いなくスペシャルな、絶対に忘れらない」経験になったとのこと。よかったねえ。ちなみにカナダでおこなわれた研究によれば、家族や友人にカミングアウトしているLGBはそうでないLGBよりコルチゾールのレベルが低いんだそうです。早い話が、常にウソをついて異性愛者のふりをし続けるストレスがコルチゾールレベルを上げてしまう可能性があるわけで、アスリートにとっては損でしかありませんよね、これ。なおディヴァイン選手は現在4年生で、2020年のオリンピックの出場枠に入る可能性もあるそうです。彼の今後の活躍が楽しみです。