石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

サミラ・ワイリー、OITNB共演者に(偶発的に)アウティングされたと語る

Samira Wiley Signed Autograph OINB Poussey 8x10 Photo With COA PJ

『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』や『侍女の物語』の女優サミラ・ワイリーが、自分はカミングアウトしたのではなくOITNBの共演者にアウティングされたのだとインタビューで語りました。衝撃。でもそういえば彼女の「カミングアウト」のニュースって、目にした記憶がないわ。

詳細は以下。

#51: Where We Were Then, Where We Are Now | Nancy | WNYC Studios

これはWNYCのポッドキャスト「Nancy」の、マシュー・シェパード没後20年を記念する回でのインタビューでなされたもの。音声は以下をクリックすれば聴けます。サミラの話は20:15ぐらいから。

カミングアウトに関するくだりは、だいたいこんな感じです。

「(OITNBの)第1シーズンではまったくカミングアウトしてなかったと思います。第4シーズンでは『ヘーイ、あんたの〇〇〇〇をアタシに頂戴~』みたいになってましたけど(笑)」

" I think first season I wasn't out at all. By fourth season I was like, “Heeeey, come give me your pu***

「キャストの中のある人が、インタビュー中に……キャストの中でカミングアウトしている役者について話していて、わたしの名前を挙げたんです。それが文字になっているのを見て泣きました。大泣きしました」

"Someone from my cast, actually, they were like doing an interview..they were like talking about out gay actors in the cast and they mentioned my name and I saw it in print and I cried. I cried a lot."

「それで削除してもらおうとかして……いろいろあったんですよ、もう。わたしは別にいつでも超あけっぴろげな人とかだったってわけじゃなかったし、ゲイですからね。こっちの人ですから」

"And I, like, tried to get it taken down and... I had a journey, you guys. I was not always just like super open-hearted and like I’m a gay, gaymo."

「もっとはっきり言うと、それ(カミングアウト)は、誰かがわたしから取り上げてしまったものなんです。どんな人の人生も、その人本人のものです。誰でも自分がしたいようにカミングアウトできるようであるべきです」

"More specifically, that's something somebody took from me. Everyone’s journey is their own. You should be able to come out on your own terms."

サミラは2010年にジュリアードを卒業して、ド新人だったころにOITNBシーズン1(2013)のプッセイ役をもらって、いつまでこの仕事があるかわからないからとシーズン1の間じゅう夜はバーテンダーの仕事をしてた人なんですよね。それがプッセイ役で大当たりして、以後さまざまなドラマに出演し、2017年から配信開始した『侍女の物語』ではプライムタイム・エミー賞を受賞。私生活では2014年にOITNBの脚本家ローレン・モレッリとの交際を発表し、2017年に結婚。……と、とんとん拍子であるかのように見えるキャリアですが……確かに、「サミラ・ワイリーが同性愛者としてカミングアウト」みたいなニュースは一度も目にしてないわ。それもそのはず、(偶発的なことだったとはいえ)アウティングされてたんだから。泣くよね、そりゃあ。

救いはサミラがインタビューの続きの部分で、プッセイが大好きになったおかげで自分のことも同じように好きになれたと話していることですが、それでも当時の心境はいかばかりかと思います。ちょっと今からブログの過去記事を検索して、サミラのセクシュアリティの公表プロセスについて間違ったことを書いてないか見直さなきゃ。