石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

動画「高齢レズビアン、ヘイリー・キヨコに会う」

A Belle to Remember

「高齢レズビアン、ヘイリー・キヨコを見る」 の続報。前回キヨコの動画を見て喜んでいたおばあちゃんたちが、今度は直接キヨコ本人に会って話をしています。

詳細は以下。

We Had Hayley Kiyoko Pop Up On Our Old Lesbians

動画はこちら。

ヘイリー・キヨコ(Hayley Kiyoko)は米国ロサンゼルス生まれの歌手/ソングライター/監督/女優。レズビアンであることを公表しており、クィアな若者たちの絶大な人気を集めています。デジタルマガジンINTOが先日、キヨコのミュージックビデオを高齢のレズビアン3人に見てもらったところ、「あたしらが若い頃にこういうのがあればよかったのに」、「かわいい」、「彼女はパイオニア」、「勇敢」と大好評。そこで同じおばあちゃんたちに、今度は直接キヨコ本人に会ってもらったというのが上記の動画です。

この動画はまず、高齢レズビアンたちに、キヨコの2018年MTVビデオミュージック賞受賞シーンの動画を見てもらうところから始まります。3人がキヨコのスピーチを聞いて喜び、感想を語っているところに、サプライズでキヨコが登場。

そこから後はもうほとんど説明はいらないかと思います。テーブルにダイブするキヨコも、キャッキャと立ち上がってハグしに行く高齢レズビアンたちもみんなキュートだし、そこからの4人の会話もいい感じです。中でも印象的だったのは、キヨコが小さかった頃、自分を偽らずにゲイとして暮らしている人はエレンのような大人しか見たことがなくて、そこまで待たなきゃ幸せになれないだなんてひどいと思っていたという話。そうそう、だから「カミングアウト? レズビアン・アイコンならもうエレンがいるからいいじゃん、黙っとけよ」ってわけにはいかないんですよね。実際、以前カントリー歌手のシェリー・ライト(Chely Wright)がカミングアウトしようとしたとき、「ブロンド白人のレズビアンならもうエレンがいるから君はいらない」みたいなひどいことを言われたんだそうですが、そういう問題じゃないんですよ当事者にとっては。「マツコ・デラックスが人気だから日本はゲイに寛容」というのが大嘘なのと同じで、トークンとしてのマイノリティがひとりいればそれでよしってことにはならないのよ。

他には、キヨコがGirls Like Girlsをリリースしたときの不安について話して、おばあちゃんたちが「年を取るともっとたくさんのことができるようになる、人からクレイジーだって言われても気にならなくなる」と語るところもよかった。さらに、それを受けてキヨコが「わたしずっと女の子相手にドキドキして『自分はクレイジーだ、サイコだ』と思ってたんだけど、あとから『あの子本当にわたしのことが好きだったんだ』って気づくことが多くて」みたいな話をしてるところも面白かったです。こういうのが動画でツルツル見られるっていうのは、いい時代だねえ。このOld Lesbiansシリーズの動画はヘイリー・キヨコがらみじゃなくてもいつも面白いので、これからもずっと続けていってほしいと思います。