石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

19歳ゲイを学友が殴打 鼻骨折 アルゼンチン

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アルゼンチンの19歳の学生、フランコ・ガショ(Franco Gallo)さんが、ゲイだからという理由で同じ学校の生徒から殴打され、骨折などのけがをしたと訴えています。

詳細は以下。

www.elciudadanoweb.com

ガショさんは2019年5月16日、Facebookの投稿でこの事件のことを公表しています。それによると、彼は5月15日の下校時に、同じ学校の学生ふたりにいきなり殴りかかられたのだそうです。ふたりは「このクソホモ、殺すぞクソホモ、大嫌いだ("puto de mierda te voy a matar puto de mierda te odio")」などと叫びながら拳でガショさんを殴り、地面に倒れた彼を複数回蹴ったとのこと。このため鼻の骨が折れ、両目が炎症を起こし、口にもけがをしたとガショさんは訴えています。

ガショさんがFacebookに上げた写真はこちら。

ガショさんはウルキサ病院(Urquiza Hospital)で手当てを受け、警察に被害届を出して、21歳のナウエル(Nahuel)という男を加害者として告発しました。

一方、このナウレル氏は、ソーシャルメディアで謝罪しつつ、事件の動機は同性愛嫌悪ではないと主張しているとのこと。彼の見解では、自分が暴力をふるったのは、ガショさんがナウエル氏と性的な関係を持ったと言ったためだということになっているのだそうです。そんなことを言われたら「友達や家族が破壊される」というのが彼の言い分ですが――百万歩譲って仮にガショさんがそんなことを言っていたとして、それは人を殴り倒して蹴りまくって鼻骨を破壊してもいいって理由にはならなくない? これって一種のゲイ・パニック・ディフェンスなんじゃないの?

なお、この事件はすでにエントレ・リオス州の検察庁の手にゆだねられているとのこと。早く捜査が進んで、ことの真相が明らかにされますように。