石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ホモフォビックな暴力で男性けが 警察は何もせず アルゼンチン・チャコ州

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アルゼンチンでパーティーに参加していた男性がホモフォビックな若者らに絡まれ、石を頭にぶつけられるなどしてけがを負いました。警官は襲撃者らを追いもせず、警察署に行って被害届を出せと通報しろと言うのみだったそうです。

詳細は以下。

www.clarin.com

Clarínによると、被害に遭ったフランコ・ルイス(Franco Ruiz)氏は40歳の服飾デザイナーで、事件は2020年2月29日、同国チャコ州レシステンシアで起こったとのこと。事件の詳細については、ルイス氏本人のFacebookポストがわかりやすいと思います。ルイスさんはこの日、ボーイフレンドの同僚の娘さんの15歳のお祝いパーティー(キンセアニェーラ)に参加していて、会場周辺には招待状なしで勝手に入り込もうとするとする若者らがうろうろしていたのだそうです。若者らは大量に酒を飲んで攻撃的な発言をし始め、ルイスさんがトイレを使っていると、ドアを蹴ってホモフォビックな侮辱語を叫んだりしたとのこと。ルイスさんは明け方5時にパーティー会場を出たとき、お母さんからもらって大切にしていたロザリオを若者のひとりにひきちぎられ、頭と背中に敷石を投げつけられ、さらに殴ったり蹴ったりされたんだそうです。

事件のあとでルイスさんがFacebookに載せた痛々しいセルフィ―写真は、こんな。

なお警察は一応事件現場に駆けつけてはきたものの、襲撃者らを追おうともせず、ルイスさんに向かって「第二警察署に行って通報してください」と言うだけだったとのこと。

それでもこの事件に関して誰かを非難するつもりはない、とルイスさんは書いています。ルイスさんの願いは以下の通り。

ただ、この社会の親たちすべてによく考えてほしいと呼びかけたいと思います……こう言いたいです、お願いですから、あなたがたのお子さんにこれほどの憎悪や、ホモフォビアや、暴力や、恨みを教えこまないでくださいと。

pero solamente quiero llamar a la reflexión de todos los padres de esta sociedad...para decirles que por favor NO EDUQUEN A SUS HIJOS CON TANTO ODIO, HOMOFOBIA, VIOLENCIA Y RESENTIMIENTO.

これ、わかる気がするなあ。米国精神医学会(APA)のPublic Interest DirectorateのGwendolyn Keita博士によると、「差別する人の態度は、その人の過去、社会文化的慣行、経済力、社会の傾向、コミュニティや家族の信念の影響など、複雑な要素の反映であることがわかっている」そうですから、今まさに差別している人だけをなんとかしようとしたところで、なかなか態度の変容は起こらないと思うんですよ。その点、ルイスさんの呼びかけはまず家族の信念に、ひいては社会やコミュニティの信念に変化を求めるものであって、長期的に見たらこうやって外堀を埋めていく方がまだ分があるんじゃないかと自分は思ってます。