石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

新型コロナ感染の男性救急医、夫を遺し亡くなる 米国

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米国ニュージャージー州のERで働いていた男性医師が勤務中に新型コロナウイルスに感染し、発症後約1週間で亡くなったと報じられています。遺された夫もまた感染しており、闘病中だとのこと。

詳細は以下。

edition.cnn.com

この救急医、フランク・ゲイブリン(Frank Gabrin)氏は、2020年3月31日に亡くなりました。彼の友人のDebra Vaselech Lyons氏はCNNに対し、ゲイブリン氏の死は医療用保護具の不足によるものだと説明しています。今の医療現場の状況は「兵士に何も持たせずに前線に行けと言っているようなもの」であり、ゲイブリン氏の死を無駄にしてはならないというのが彼女の意見です。

ゲイブリン氏の夫、アーノルド・ヴァーガス(Arnold Vargas)氏は、Lyons氏とともにCNNのインタビューに参加しています。が、泣いてしまって言葉が出てこない模様。なお、ヴァーガス氏もまたCOVID-19に感染していて、闘病しながら夫の死を悼んでいるところなのだそうです。

そう言えば米国では、2014年にエボラウイルスに感染したテキサス州の看護師が、病院から十分な保護具やトレーニングや警告が与えられていなかったとして訴えを起こしていますよね。この訴訟は2016年に和解に至っているのですが、新型コロナウイルスの場合エボラよりはるかに広い範囲に感染が広がっていて、それだけ医療従事者のプロテクションも不足しているはずなので、これから一体どうなることかと思います。全然対岸の火事じゃないよ、これ。