石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2014-03-07から1日間の記事一覧

『弱法師』(中山可穂、文藝春秋)感想

「弱法師」「卒塔婆小町」「浮船」の3篇を収録。能をモチーフとし、性描写なしで「これまで以上のエロスを」追求した(あとがきより)という1冊です。レズビアン・テーマが登場するのは「卒塔婆小町」と「浮船」で、どちらもじんと胸に染みる良作。