石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

レズビアンのタコスがけなげでいいぞ―映画『ソーセージ・パーティー』感想

食材が主人公のお下劣CGアニメ。単なるおバカ映画のようでいて意外と骨太の問題提起があり、サルマ・ハエック演じるレズビアンのタコスの描写も秀逸でした。クリステン・ウィグの芸達者ぶりにも拍手。ただ、人種ネタのあまりのベタさは人を選ぶかも。

マギーさんやっぱり鬼や―ドラマ『スーパーガール』2x06感想

アレックスからカーラへのカミングアウト回。前回の感想で「腰が抜けそうな急展開」と書きましたが、今回も「ローラーコースターの終点で降りたと思ったら、そこはバンジージャンプ会場だった」ぐらいの起伏が待ち受けており、素で3回ぐらい叫びました。

シスターフッドとアクション満載の第2巻―"Princeless: Raven the Pirate Princess Book 2: Free Women" (Whitley, J., Higgins, R. & Brandt, T. Action Lab Entertainment) 感想

クィアな海賊娘レイヴンと個性豊かな女乗組員たちがついに海に出て、最初の試練に直面します。アクションも笑いも百合なロマンスも好調で、相変わらず男社会への皮肉が強烈。女を励ますと称して脅してばかりの日本社会に今必要なのは、こういう物語なのでは。

米大統領選後初のSNLの、ケイト・マッキノンによるオープニングがすごい

ヒラリーがあたしの心のプレジデントだとしたら、ケイト・マッキノンは永遠にあたしの心のクイーンです。とにかく『サタデー・ナイト・ライブ」のこちらの動画をどうぞ。

クィアな海賊娘の痛快グラフィックノベル―"Princeless: Raven The Pirate Princess Book 1: Captain Raven and the All-Girl Pirate Crew" (Whitley, J., Higgins, R. & Brandt, T. Action Lab Entertainment)感想

先日紹介したグラフィックノベル"Princeless: Raven The Pirate Princess"があまりに面白いので、もう少し詳しい感想をまとめてみました。女子好き女子の冒険活劇に目がない人なら必読の一冊なのよ、これ!!

ドラマ『スーパーガール』の余波、続報。この番組がきっかけで、8歳のレズビアンのために編まれたブックリストをどうぞ

ドラマ『スーパーガール』のおかげで親にカムアウトできた13歳少女の話を先日紹介しました。実はこれ、前例があったんです。同番組を見て自分はレズビアンだと気づいた8歳児のために、Autostraddleがお薦め本リストを作ってあげてたんでした。

まさかの急展開に腰が抜けそう―ドラマ『スーパーガール』2x05感想(盛大にネタバレ)

前回の感想でアレックスについて、「今後彼女の恋の行方がどうなるにせよ、彼女はクィアなキャラとして描かれていくのでは」と書きました。今後も何も、今回早くも腰が抜けそうな急展開が来ましたよ! レズビアン・フィクション史に必ずや残るよこの回は。

マギー・ソーヤー! この小悪魔ああああ!!―ドラマ『スーパーガール』2x04感想

思った通り、主人公の姉、アレックスとマギー・ソウヤー刑事との間が大変なことになってます。どう見てもデートのお誘いにしか見えない会話が複数回あり、手は繋ぐわ指は絡めるわの急展開……なんだけど。マギー! 最後の最後にあれって、どういうことよ!?

「トランプ支持のLGBT」の大半が白人ゲイ男性

米大統領候補、ドナルド・トランプが2016年10月30日、レインボーフラッグを手にLGBT擁護をアピールするパフォーマンスを披露。しかし実のところ、「トランプ支持のLGBT」を名乗る人というのは、そのほとんどが白人ゲイ男性なのだそうです。

タイムズスクエアでレズビアンカップルが殴られ、割れた瓶で切りつけられる 犯人は逮捕

米NYのタイムズスクエアでレズビアンカップルをナンパしようとした男二人組が、相手がレズビアンだと知るや殴る蹴るの暴力をふるい、あげく割れたガラス瓶で切りつけてけがをさせたとして逮捕されました。

デラウェア大学の学生、ゲイ編集者によるトランス差別扇動に抗議

差別主義者として有名な米国の編集者、マイロ・ヤノポロス氏がデラウェア大学を訪れ、トランスフォビアを扇動しました。同大学の学生たちは一日中看板を掲げて同氏のヘイトスピーチに反対し、トランス・コミュニティへの支持を訴えたとのこと。

シカゴの小学校、フロリダ州銃乱射事件のLGBTクラブに見立てたお化け屋敷を中止

シカゴの小学校が、2016年10月末に同校で予定されていた「クリスチャンの」お化け屋敷企画を中止しました。そのお化け屋敷ではフロリダ州のLGBTナイトクラブでの銃乱射事件が再現される予定で、広告には「地獄への旅」などと書かれていたとのこと。

「女性のあり方は、どんな風だっていい」: 米デオドラントCMが非シスジェンダー女性を主人公に

米国の女性用制汗剤・デオドラントのブランド「シークレット」が、トランスジェンダー(またはジェンダークィア)の女性を主人公とするCMをリリースしました。

Autostraddleの選曲によるプレイリスト"Such A Nasty Woman"が楽しい

Autostraddleの選曲によるプレイリスト"Such A Nasty Woman"がとても楽しいです。全部キックアスな女性ヴォーカルによる曲で、エンパワメント効果ばつぐん。

ショーン・ヘイズ、カミングアウトが遅かったことへの後悔を語る(シェール歌いながら)

同性愛者の米俳優ショーン・ヘイズが2016年10月23日、LAで「アウトフェスト・レガシー賞」のトレイルブレイザー賞を受賞し、自身のカミングアウトが遅かったことへの後悔をスピーチで表明しました。シェール歌いながら。

米年配レズビアンカップル、ビデオメッセージでヒラリー支持表明

米国で50年間連れ添っているレズビアンカップルが、大統領選でのヒラリー・クリントンへの支持を表明するビデオメッセージを発表しました。

豪リアリティ番組『ザ・バチェラー』で女性コンテスタント同士が恋に落ちる

理想の独身男性のハートを射止めるべく25人の女性参加者が競うリアリティ番組『ザ・バチェラー(The Bachelor)』のオーストラリア版で、コンテスタントの女性同士が恋に落ち、カップルとなるという予想外の展開が発生したそうです。

ドラマ『スーパーガール』マギー・ソーヤー登場回(2x03)があまりにも(レズビアン的に)ホットだと一部で話題に

米ドラマ『スーパーガール』S2E3がえらいことになってます。シーズン前の下馬評通り、主人公カーラの姉アレックスと、マギー・ソウヤー刑事の間にものすっごいケミストリーが生じてるのよ! 何この映画『キャロル』並みの濃厚なサブテキストは!!!!

任天堂スイッチ、ゲイの間で別の意味で話題に

任天堂が2016年10月20日に発表した次世代ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が、英語圏のゲイの間で別の意味で話題を呼んでいます。ゲイ用語としての"switch"にはある特定の意味があるからです。

ガス・ケンワージー、カミングアウト後の1年を振り返る

昨年10月に同性愛者であることを公表した米国の五輪スキー選手、ガス・ケンワージー(Gus Kenworthy)が、カミングアウト後の1年間を振り返る手記をInstagramに上げています。

映画『ゴーストバスターズ(2016年)』特典映像、北米DL版と北米ブルーレイの違い(と、そこからどの日本向けパッケージを買うべきか考える)(ネタバレあり)

ついに日本でも円盤発売日が発表された新GB。パッケージの種類が多く、どれを買おうか迷うところです。そこで、北米DL版とブルーレイの特典映像の違いを比較してリスト化し、そこから日本のどのパックにどの映像が入っているのか予測してみました。

ヘイリー・キヨコ、新曲"One Bad Night"MVでトランスジェンダーのYouTubeスターを起用

米国のポップ歌手ヘイリー・キヨコ(Hayley Kiyoko)が、新曲"One Bad Night"のドラマチックなMVで、YouTubeで活躍中のトランス女性、エリン・アームストロング(Erin Armstrong)を起用しました。

「子供たちに『やり遂げられる』と示したい」: ビヨンセで踊るゲイ警官語る

バージニア州のハイスクールの行事で、ビヨンセの曲に合わせて踊ったゲイの警察官の動画がネットを席巻しています。ダンスだけではなく、この警官の談話がまたすばらしいんですよ。

「ぼくのヒラリーおばさん」: 「甥っ子」のゲイ男性から見たヒラリー像

米大統領候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)の親友の息子の、コリン・エベリング(Colin Ebeling)さんというゲイ男性が、小さいときから彼が知っているヒラリーについて語っています。

『トゥナイト・ショー』でラップするサラ・ポールソンが可愛すぎる

先日『トゥナイト・ショー』に出演したサラ・ポールソン(Sarah Paulson)がジミー・ファロン(Jimmy Fallon)相手にラップを披露する姿がやたらと可愛いんですけど。

レズビアン&バイセクシュアル女性キャラが登場する2016年秋の米TV番組21本まとめ

NBCが、2016年秋の米ドラマ等で、レズビアンやバイセクシュアル女性が登場するもの計21本をまとめて紹介しています。うち12本は、日本でも放映またはネット配信されているシリーズです。

ヒラリーの部下がヒラリーにカミングアウトしたときのちょっといい話

10月11日のナショナル・カミングアウト・デーに寄せて、米大統領候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)の部下の同性愛者女性が、8年前ヒラリーにカミングアウトしたときのことを語っていました。ヒラリーの反応がいいのよ。

大人向けよりよっぽど良質―小説"Ghostbusters Movie Novelization"(※リブート版『ゴーストバスターズ』の子供向けノベライゼーション、Stacia Deutsch著、Simon Spotlight)感想(ネタバレあり)

リブート版映画『ゴーストバスターズ(2016年)』の子供向けノベライゼーション。新GBたちの魅力が存分に味わえる快作で、先日紹介した大人向けノベライゼーションよりよっぽど上等。ポイントは、簡にして要を得た文体と、場面転換のうまさ。

多様性はどこ行った。NYコミコン2016の「ポップカルチャーにおけるLGBTの人々」パネルが全員白人男性

漫画などポップカルチャーの祭典「ニューヨーク・コミコン(Yew York Comic-Con)」が、2016年10月6日から8日にかけてマンハッタンで開催されました。LGBTテーマの公開討論会が、なんだかおかしなことになっていたみたいです。

『グレイズ・アナトミー』のサラ・ラミレスが両性愛者であることを公表

米女優サラ・ラミレス(Sara Ramirez)が、LGBTユース支援のチャリティーイベントでのスピーチで、自身が両性愛者であることを公表しました。