英国の教育省が、イングランドで2020年度(2020年3月31日まで)に成立した養子縁組では、養子の6人に1人が同性カップルのもとに引き取られたデータを発表しました。ちなみに2012年には、この数字は「22人に1人」だったとのこと。
詳細は以下。
上記リンク先によると、同国でこの年度に養子縁組成立した3440人の子どものうち、570人がふたりパパ・ふたりママ家庭に引き取られたのだそうです。もう少し具体的な内訳は、以下の通り。
養親 | 養子となった子の人数 |
---|---|
男性同士の既婚カップル | 170 |
女性同士の既婚カップル | 120 |
男性同士のカップルで、シビルパートナー | 70 |
女性同士のカップルで、シビルパートナー | 30 |
男性同士で、結婚もパートナー登録もしていないカップル | 120 |
男性同士で、結婚もパートナー登録もしていないカップル | 60 |
ちなみにこの統計ではLGBT+の単身者による養子縁組や、異性のパートナーを持つ両性愛者による養子縁組はカウントされていないとのこと。さらに言うと、英国政府はLGBT+ペアレンツによるフォスターケアの件数も発表していないんだそうです。つまり、それらを含めれば、レインボー・ファミリーで育っている子供の数は上記よりさらに大きくなるということ。
一方、先日アンチLGBTQな与党所属の議員が他国でロックダウン破りのゲイ乱交パーティーに参加し、警察に踏み込まれて、ドラッグが入ったバックパックを背負って窓から逃げようとしたあげく捕まったばかりのハンガリーからは、こんなニュースが届いてます。
おまけとしてこんな記事も貼っておくわ。たぶん、「英国よりハンガリーの方が正しい」派の人は読まないか、読んでも意味がわからないかのどちらかだと思うけど。