石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米国アイオワ州で同性婚合法化、オバマ大統領も支持

米国アイオワ州で2009年4月3日、同性婚が合法化されたというニュース。これでアイオワ州は、マサチューセッツやコネティカットと並び、アメリカで3つめの、そして中西部ではただひとつの、同性婚が認められた州となります。記事内で、レズビアンの原告Kate Varnumさんがパートナーの女性を「私のフィアンセ」と紹介しながら、「こんなことが言えるようになるなんて思いもしなかった」と涙をこらえて語っているのが印象的でした。

保守の代名詞たる米国中西部で同性婚が認められたことについて、ブラウン大学社会学教授のJohn Logan氏は以下のような意見を述べています。

  • 同性婚がカリフォルニアやマサチューセッツだけのことだったら、「それは西海岸や東海岸の急進性によるもので、アメリカの中心的な価値観には関係ない」と思われて終わりだったかもしれない
  • しかし、アイオワが同性婚を認めたとあっては、もうゲイ・マリッジは広く受容されていると判断されるだろう

そういう意味でも重要な判決なわけですね。

ちなみにこの判決に対するホワイトハウスの反応はこちら。

簡単に訳すと、「オバマ大統領はアイオワ最高裁の判決を尊重し、今後も婚姻に関しては各州が独自に決定するべきと考える。大統領自身は同性婚よりむしろシビル・ユニオンを支持しているが、結婚した同性愛者は法によって守られるべきだと信じている」といった内容。ブッシュ時代とはえらい違いですな。