石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

『The Fosters』(邦題『フォスター家の事情』)1×21 "Adoption Day" 感想

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米ABCファミリーのレズビアン家庭を主役とするファミリー・ドラマ、シーズン1最終回です。


The Fosters - Spring Finale (3/24 at 9/8c) | Official Preview - YouTube

タイトル通りキャリーとジュードの養子縁組の日のお話。リーナがジュードに性的指向について話す場面と、リタがキャリーを諭す場面が、きわだってよかったです。観ている子供たちへのこういう明確なメッセージがあるのが、この番組のいいところだと思います。キャリーのようにかつて「世界中が敵みたい」と思って泣いたことがある大人も、今まさにそう感じている子供も、ロージー・オドネル(リタ)が迫真の演技で伝えようとしていることをぜひ見てほしいです。

そんなわけで大筋はたいへんよかったのですが、ブランドンの扱いには相変わらず疑問が残ります。結局鑑別所にも行かず退学にもならずじまいでズルズルしてるってどういうことよ。今回、彼には別の意味で最低なことがふたつ起こるのですが、ひとつは某ゲイドラマのシーズン1最終話と似すぎていて、今さら感がぬぐえません。もうひとつはあまりにゲスすぎて、「シーズン2はソープオペラにするつもりなのかしら」としか。

シーズン2の放映は6月からなので、それまでにその場しのぎのタイトロープ展開を見直して、お話の背骨を立て直してほしいと切に願います。