16+1 polyhedron models / fdecomite
オープン・ソサエティー・ファウンデーションズ(Open Society Foundations)制作による、トランスジェンダーの人々が直面している(させられている)数々の困難を視覚化したショートフィルムが話題になっています。
詳細は以下。
"No Government Should Be Able To Decide This": Animated Short On Gender Recognition
動画はこちら。
No Government Should Get to Decide This - YouTube
ナレーションの内容を箇条書きでざっくりまとめると、以下のようになります。
- 人のアイデンティティーは多面体、自分がいちばんよくわかってる
- それを誰かに否定されたり、まちがったアイデンティティーを押しつけられたらどう思う?
- トランスジェンダーは日々そんな目に遭っている
- 公的書類のジェンダーが生活上のジェンダーと違っていると、こんな不都合がある
- 海外に行けない
- 選挙で投票できない
- 学校に入れない
- 医療機関にアクセスできない
- 仕事を得にくい
- 銀行口座すら作りにくい
- 名前やジェンダーを変えようと思ったら、不必要な、または不可能なハードルを越えることを要求される
- 国によっては精神病院に閉じ込められる
- 不妊または断種手術を強制されたりもする
- アイデンティティーという複合的なものを、たったひとつの、改変不可な「男」か「女」に押し込めるのは無理
ものすごく基本的なことばかりだけれど、シスジェンダーのひとりとして、「まずここからがっつり説明しないとわからない人は絶対たくさんいるはず。だからこういうアプローチは大切」と思います。あと、YouTubeの説明文のこのくだり、トランスジェンダーのみならずすべての人に当てはまる真実なのでは。
あなたのアイデンティティーを決めていいのは、あなただけだ。
No one should determine your identity except you.
ハートに響く名文句だと思います。