先日のエントリ「米カリフォルニアの学校、タキシード少女の写真をイヤーブックから排除」の続報。この学校がついに誤りを認め、ジェシカ・アービナ(Jessica Urbina)さんに正式に謝罪しました。
詳細は以下。
ジェシカ・アービナさんは米国サンフランシスコのセイクリッド・ハート・カシードラル・プレパラトリー・スクール(Sacred Heart Cathedral Preparatory School)の最上級生で、18歳。2014年のイヤーブック(日本の卒業アルバムのようなもの)用の写真をタキシード姿で撮ったところ、校則違反として掲載拒否されてしまいました。
その時の写真はこちら。
Please support my sister! Here's a clearer image for everyone to use! http://t.co/Vl6QPypbpj #equity #JessicasTux pic.twitter.com/oNNVAkD2XZ
— Michael Urbina (@michael_urbina) 2014, 5月 16
ジェシカさんのお兄さんや同じ学校の生徒たちの他、多くの人々がこの事態に抗議。結果として、5月19日付けで、学校の公式Webサイトで謝罪文が発表されました。以下、一部引用して訳します。
これまでの学年と同じく、個人写真を撮影する椅子に座ったどの最上級生も、服装規定に違反していればイヤーブックには写真が載りませんでした。しかしながら、この特定の事例の性質を考えると、あの判断は、学校のポリシーに準拠するものであったとはいえ、間違っていました。
As in past school years, any senior who sat for senior portraits but did not conform to the dress code did not have a portrait included in the portrait pages of the yearbook. Given the nature of this specific case, however, we believe that decision, while conforming with our policy, was wrong.
この謝罪文によれば、今後ジェシカさんの写真は、イヤーブックや行事などで最上級生の写真が使われる場所すべてで使われるとのこと。また年度末の卒業式の服装に関しても、学校はジェシカさんの選択を支持すると述べられています。ジェシカさんのためにも、ジェシカさんを支えた家族や恋人や友達のためにも、ほんとによかった。
恋人と言えば、学校から謝罪文が出たことを受け、ジェシカさんのガールフレンド、ケイティー・エマニュエル(Katie Emanuel)さんはTwitterでこんなツイートをしています。
I'm crying. I'm so proud of the school, the students, and most of all, Jessica. Love you babe. #JessicasTux
— Katie Emanuel (@ladyhamlett) 2014, 5月 20
意味は、「今泣いてる。学校と、生徒たちと、とりわけジェシカを誇りに思います。愛してる、ベイビー」。