石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米イリノイ州で同性婚開始。これにより、全米の同性カップルのうち過半数が結婚可能に

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2014年6月1日より、米国イリノイ州でも同性同士で結婚できるようになりました。これにより、もはや米国の同性カップルの過半数が結婚できることになります。

詳細は以下。

Marriage equality takes effect today in Illinois | Gay Star News

イリノイ州で2013年11月に成立した「宗教の自由と結婚の公平法案」("Religious Freedom and Marriage Fairness Act")が2014年6月1日から有効となり、同性婚が可能となりました。同州では同年2月末から既に同性カップルに結婚許可証を発行していた郡もあるのですが、州の全域で同性婚できるようになったのは6月1日から。

さっそく結婚された方々の写真を集めてみました。

↓Laurin Fabryさん(左)とAlicia Atkinsonさん(右)。

↓Patrick BovaさんとJim Darbyさん。同州での同性婚裁判の原告で、51年間つきあっているカップルです。

↓ロジャース公園で集団結婚式を挙げたみなさん。全部で40組だそうです。

なお、ビジュアル・ジャーナリストのデイヴィッド・メンドーサ(David Mendoza)氏によると、イリノイ州が同性婚可能州に加わったおかげで、今や米国の同性カップルの過半数が結婚できることになるのだそうです。2003年の時点では、結婚可能な同性カップルは全体の0%でした。2004年にマサチューセッツ州が全米で初めて同性婚を法制化し、3.4%に。2014年5月19日のオレゴン州の時点で43.3%。その翌日のペンシルベニア州で47.1%。そして6月1日、イリノイ州が加わって、ついに51.0%に。

Gallupが2014年5月に発表した調査では、18歳以上の米国人で同性婚に賛成する人は55%。18歳から29歳のヤングアダルト層ではもはや10人に8人が同性婚賛成派です。先日もちょっと書きましたが、日本的な感覚でいつまでも「同性同士など結婚できなくてあたりまえ」と思い込んでいると、この先どんどん他国(米国に限らず)とのズレは大きくなっていくでしょうね。