2014年6月18日、ルクセンブルクの議会が同性同士の結婚を認める法案を56対4で可決しました。この法律は2015年初めに施行される予定で、同性カップルが養子を引き取る権利も認められるとのこと。
詳細は以下。
Luxembourg passes equal marriage bill by 56-4 landslide · PinkNews.co.uk
緑の党のViviane Loschetter議員は述べた。「同性愛者は異性愛者と同じ権利を持って当然です」
「この法律により、ルクセンブルクは社会のすべての価値観を見捨てない国になります。わたしたちは、同性愛者に平等な権利を与えただけ。これまでもずっと存在していた関係のかたちを、公式に認めたのです」
Green MP Viviane Loschetter said: “Gay people should have the same rights as heterosexuals.
“With this law, we do not throw overboard all the values of our society.
“All we have done is give equal rights to gay people. We formally recognize a form of relationship that has always existed.”
なお同国の同性婚反対派は国民投票でこの法律の成立を遅らせようとしたものの、必要なだけの署名が集まらずあえなく頓挫した模様。集まった署名は、人口の1%程度にも満たなかったそうです。ゲイの首相を持つ国で、今さらそこまで偏見持ちを集めようとしても無理だったということでしょうか。
Pinknewsによれば、これでルクセンブルクは欧州で9番目に同性婚を法制化した国になるのだそうです。ちなみに他の8国とは、オランダ、ベルギー、スペイン、スウェーデン、ポルトガル、デンマーク、フランス、UK。非EU圏のアイスランドとノルウェーを勘定に入れれば、11番目ということになりますね。いずれにせよ、おめでとう、ルクセンブルク。
補足
「親が同性カップルであることが子供に与える影響が心配」とお思いの方は、まず以下をどうぞ。
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