2014年9月6日、オープンリー・レズビアンのプロテニス選手、マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)が、全米オープン会場で恋人のユリア・レミゴワ(Julia Lemigova)にプロポーズしました。プロポーズの様子は大スクリーンに映し出され、返事は「イエス」だったそうです。
詳細は以下。
Martina Navratilova Creates More U.S. Open Magic By Proposing To Girlfriend On Big Screen
プロポーズの様子はこちら。
#TennisChannel's @Martina Navratilova proposing in the TC @usopen suite! Congrats!! #shesaidyes #happilyeverafter pic.twitter.com/bDfdCVfDAD
— TennisChannelPR (@TennisChannelPR) 2014, 9月 6
会場の大スクリーンにも映ってました。
ICYMI: Martina Navratilova @Martina proposal broadcast on big screen at #USOpen - http://t.co/OzZYoo5Mr5 pic.twitter.com/f3N56OuRyN
— LGBTQ Nation (@lgbtqnation) 2014, 9月 7
ナブラチロワはチェコ出身で、現在57歳。グランドスラム(四大大会)の女子シングルスで18回優勝した、テニス界のレジェンドです。1981年に初めてカミングアウトし、「史上初の、スーパースターでいる間に完全にカミングアウトした本格的スーパースター」と言われた人でもあります。
LGBTQ NATIONによると、このプロポーズは男子準決勝戦第1試合の後、つまり錦織圭vsノバク・ジョコビッチ戦が終わってから第2試合が始まるまでの間に実行されたとのこと。「チェンジコートの時にプロポーズしては」という提案もあったものの、選手の集中力を乱したくないという理由で、このタイミングになったのだそうです。実はナブラチロワ自身がこの後「チャンピオンズ・ダブルス」で出場することになっていたため時間がなく、錦織vsジョコビッチ戦が第5セットまで続いたらどうしようと気を揉んだとか。錦織選手があの第4セットをみごとに制してくれて、本当によかった。
なお、日本語の報道で、ナブラチロワが後からこのプロポーズについて「体外離脱体験だったわ」と語ったと説明されている意味がわからなかったんですが、AP通信の原文を見たらよくわかりました。こういう話だったんでした(以下、拙訳)。
「すごく緊張していました」ナブラチロワはのちに語った。「うまく行きましたよ。彼女はイエスと言ってくれました。ちょっと幽体離脱みたいな感じでした。ほら、スポーツイベントの最中にプロポーズする人って見たことあるでしょ、映画の中でも、実生活でも。それが今ここで自分の身に起こるなんてと思いました。自分で自分のプロポーズを外から眺めているみたいな気がしましたね」
"I was very nervous," Navratilova said later. "It came off. She said yes. It was kind of an out-of-body experience. You've seen people propose at sporting events before, in movies, in real life. Here it was happening to me. It was like I was watching myself do it."
Daily Mailによれば、ユリアさんとのおつきあいは2006年からだとのこと。おめでとうございます、どうぞお幸せに!
Congrats to @Martina and Julia on their engagement! We love the way Martina proposed. http://t.co/ZT34tBtJG5 pic.twitter.com/8AaB5GgFTz
— AfterEllen.com (@afterellen) 2014, 9月 7