2015年1月1日、西ヨーロッパのルクセンブルクで同性婚を認める法律が発効しました。同国ではこの日は祝日だったのですが、南西部のディフェルダンジュ市では市長が式をつかさどり、最初の同性婚カップルが誕生しました。
詳細は以下。
L'essentiel Online - Henri et Jean-Paul se sont dit «oui» à Differdange - Luxembourg
ルクセンブルクの同性婚一番乗りはこのお2人。Jean-Paul Olingerさん(60)とHenri Lorenzo Huberさん(61)。
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— Towleroad (@tlrd) 2015, 1月 2
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— Stempel luxembourg (@Stempel_GDL) 2015, 1月 2
実はこの方たち、2004年から同国で導入されたドメスティック・パートナー制度で最初に登録したカップルでもあるのだそうです。つまり、2人で2度歴史を作ったわけ。おつきあいは15年にわたるとのことで、元記事の最後の言い回しが洒落てます。「ふたりにとっては、この結婚は、15年のラブストーリーというケーキのアイシングなのである」だって。さすがフランス語圏、日本人にはなかなか思いつかない形容だわ……!
この「アイシング」って表現、二重の意味でうまいと思うんですよ。アイシングがなくてもケーキは成り立つし、むしろない方が好みだって人もいます。でも、そこで「ケーキにアイシングをかけていいのは俺たちだけだからな! おまえらは全員アイシング禁止な!」と誰かが勝手に決めちゃうのは変だよね。誰でも自分の意思で自由に選べるようにするのが、フェアというもの。
なお、PinkNewsによると、ルクセンブルクというのは世界で唯一の「首相と副首相が両方オープンリー・ゲイ」という国なのだそう。グザヴィエ・ベッテル(Xavier Bettel)首相も「まもなく」パートナーと結婚する予定だとのことです。これから結婚される皆さんも、既に結婚された皆さんも、甘い「アイシング」を心ゆくまで楽しんでくださるといいなと思います。