Lego Minifig Simpson / Antonio Manfredonio
米国の人気アニメ『ザ・シンプソンズ』が、今週放映のエピソードで、ゲイ出会いアプリGrindr(グラインダー)を「人類の功績」に入れるというギャグシーンを披露しました。
詳細は以下。
The Simpsons calls Grindr 'humanity's greatest achievement' | Gay Star News
「人類の功績」の場面はこちら。
'The Simpsons' jokes Grindr is one of humanity's greatest achievements http://t.co/bMhenKPKBL #LGBT pic.twitter.com/ltwAxgxCK9
— Jarrett Morgan (@mondokoosh) 2015, 1月 6
画像のリストを訳すと、こんな感じでしょうか。
- 人類のなしとげた功績
- (飲み物などの)無料のお代わり
- ピーナツバターとゼリーをあらかじめ一緒にしたもの(訳注:こういうやつね)
- メジャーリーグの、プレー直後のビデオ再生
- Grindr
- 「無料のお代わり」ってもう言ったっけ?
- リンゴ・スターのオール・スター・バンド
GrindrというのはGPSを利用したゲイ出会いアプリの先駆けで、「自分の周りにいるゲイを距離の近い順に教えてくれる」「気に入った相手とメッセージや写真をやりとりしたり、チャットしたりできる」というもの。有名すぎるほど有名なアプリではあるけれども、それをいきなりギャグの一環として使うとは、さすがは『ザ・シンプソンズ』。
Gay Star Newsでも指摘されてますが、この番組は以前からゲイ支持の立場をとっていることで知られています。キャラの持つホモフォビアを面白おかしく描いたエピソード"Homer's Phobia"(1997)もあれば、同性婚がテーマの"There's Something About Marrying"(2005)もあるもんね。だから今さらGrindrが出てきたぐらいで驚くことではないのかもしれませんが、同性同士の唇へのキスが頬へのキスに改変させられちゃう米アニメ界でしれっとこういうギャグをかましてみせるのは、やっぱりすごいことなんじゃないかと。次はいったい何をやってくれるのか、楽しみです。
余談だけど「ピーナツバターとゼリーをあらかじめ一緒にしたもの」の瓶詰め、以前は日本のスーパーでもわりと買えたのに最近あまり売ってないのはどういうこと? ジャンクだけど、たまにサンドイッチにして食べるとおいしいのに。人類の偉大なる功績よ!