石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ヒラリー大統領戦CMのレズビアンカップルはこの人たちでした

Hillary Clinton
Hillary Clinton / JeepersMedia

先日の記事にも昨日追記したばっかりなんですが、ヒラリー・クリントンの大統領戦CM、実はゲイカップルだけじゃなくレズビアンカップルも一瞬出てたんですね。BuzzFeedがこの2人に取材して、興味深い記事を書いています。

詳細は以下。

This Is The Lesbian Couple Featured In Hillary Clinton's Campaign Video

参考までに、CMはこちら。レズビアンカップルが登場するのは、2:05あたり。

このカップルことクリシー・スピッツァー(Christy Spitzer)さんとキャシー・ソーントン(Kassie Thornton)さんはハリウッド在住で、婚約中。結婚式は6月の予定とのこと。数週間前の撮影のときヒラリー支持かと聞かれ、もちろん(definitely)支持すると答えはしたものの、その映像がヒラリーのキャンペーンに採用されるとは知らなかったのだそうです。日曜日に公開された動画を観た友人からテキストメッセージが来て、初めて事態を把握したとのこと。

この展開に驚きつつもわくわくしているというふたりのコメントは、こう。

「同性カップルとして、アメリカの愛と家族をめぐる会話の一部になれてとても光栄です」

「結婚の平等を進め、人々が同性同士の関係を理解したりノーマライズしたりすることの一助になれたのであれば、誇りに思います」と、このカップルはつけ加えた。

“As a same-sex couple, it is such a honor to be part of the conversation around love and family in America.”

“If we can be a part of anything that promotes marriage equality and engages people in understanding and normalizing same-sex relationships, we are honored,” the couple added.

BuzzFeedの指摘で初めて気づいたのですが、このふたり、2011年9月にタクシーの後部座席でキスしたことを理由に乗車拒否されたカップルだったんですね。となると、今回のコメントで「ノーマライズ」ということばが使われていることが一層感慨深くなってきます。大昔、車椅子の人が外出するのは大変でしたが、ノーマライゼーションによってそれこそタクシー等に自由に乗れ、支障なく社会生活が営めるようにしようという努力が進んでいますよね。今度はゲイの社会生活のノーマライゼーションが始まっているということなんだと思います。