石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

娘のため手話を習うレズビアンカップルが米銀行CMに登場

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米国の銀行ウェルズ・ファーゴが、耳の不自由な女の子のお母さんになるため手話を習うレズビアンカップルが出てくるCMをリリースしました。米国の銀行がCMにLGBTカップルを登場させるのは、これが初とのこと。

詳細は以下。

Wells Fargo ad to feature a lesbian couple - Apr. 23, 2015

CMはこちら。

英語字幕がついているので、カップルがいっしょうけんめい練習している手話の内容は一目瞭然。ちょっとだけ訳すと、「はじめまして」、「暖かさは足りてる? 寒い?」、「今日は学校で何を習ったの?」、「一緒に本を読みましょう」、そして、「ママ」など。とてもアメリカ的だなあと思ったのが、"I'm proud of you."(あなたを立派だと思うわ)という表現が序盤に出てくること。これ、アメリカの親が子供を誉めたり励ましたりするときに絶対に必要なことばですもんね。

ウェルズ・ファーゴの最高マーケティング責任者(CMO)、ジェイミー・モルダフスキー(Jamie Moldafsky)氏は、米国の世帯の3つに1つはウェルズ・ファーゴの顧客であり、顧客全体の多様さをCMに反映させたかったと説明しています。なお、米国のセンサス(国勢調査)によれば、同国の22歳から55歳の同性カップルの40パーセント近くが子供を育てているのだそうです。

「銀行とLGBT」というと、過去のいいニュースと悪いニュースの両方が思い出されます。いいニュースは、こんな。

悪いニュースは、こんな。

今後、いいニュースの方がどんどん増えていくといいなあ。