米国の食品会社サブラ(Sabra)が、フムス(ひよこ豆をすりつぶしてつくるペースト状の料理。ハマスとも)のCMに、同性婚している実在ゲイカップルを登場させました。
詳細は以下。
Sabra Hummus Ad Features Real-Life Gay Couple
CMはこちら。
このゲイカップル、ラリー・サリヴァン(Larry Sullivan)さんとデイヴ・モナハン( Dave Monahan)さんはどちらも俳優です。出演のきっかけについて、サリヴァンさんは以下のように話しています。
他の人たち同様、オーディションを受けないかと電話があったんです。サブラは、フムスのコマーシャルに出す同性カップルを探していました。必ずしも現実のゲイカップルでなくてもよかったんですが、それでもともかくデイヴをつれて行こうかとエージェントに聞いてみました。エージェントはディレクターたちに電話し、彼らはぼくたちをふたりとも知っているから、『もちろん連れてくるように』と言ったんです。
I got a call for an audition, just like any other. They were looking for a same-sex couple for a Sabra Hummus spot. Not necessarily a real life gay couple, but I asked my agents if I should bring Dave, anyway. My agents called the casting directors, who know both of us, and they said, 'Absolutely.'
それで結局、夫夫そろっての出演となったわけ。
このCM、ゲイカップルが当たり前に「どこにでもいそうなカップル」として出てくる感じがいいよね。肩に力の入った「ゲイ支援!」とか「LGBTフレンドリー!」とかじゃなくて、「単に『フムスを食ってる層をフムスのCMに出す』という当たり前のことをサラッとやりました」感が漂ってる気がします。
個人的にはCM内のこじゃれたゲイ像より、デッドリフトやベンチプレスについて熱く語っているボディビルダーのお兄さんの方により親近感を感じてしまいましたが(ゲイのみならず、ビルダーにもフムスは人気なんですよ。たんぱく質が多いから)、別にそれはあたしのせいじゃないと思います。性的指向なんて人間のほんの一側面にすぎず、ある意味、たいしたことじゃないんですよ。