香川県のNPO「プラウド」が、かねてより募集していた「どんな性別でも使えるトイレのマーク」について、1112点の応募から投票で選ばれた最優秀賞2点を発表しました。
詳細は以下。
最優秀賞決定!「どんな性別でも使えるトイレのマーク」 | PROUD
最優秀に選ばれたのは、以下の2点のデザインです。
どんな性別でも使えるトイレのマーク
少数の方に配慮できる世の中って、素晴らしいですね(^^♪
市民団体(高松市)が112点の応募から投票で選ばれた最優秀賞2点を発表しました。デジタル毎日https://t.co/es4pW81LYf pic.twitter.com/SvsGDrPDF1
— 毎日新聞高松支局 (@takamatsu_mai) 2015, 12月 25
同団体は、2015年6月からの公募で集まった計112点のうち、一次審査を通過した11点についてインターネットなどで一般投票を実施。10月18日から12月20日の2ヶ月で1113人が投票し、1位・2位となった上記2点が最優秀賞に決定したとのこと。
なお、一次審査通過作11点の全貌はこちらです(もっと大きい画像はこちらでどうぞ)。
最優秀賞決定!「どんな性別でも使えるトイレのマーク」 https://t.co/CgrNw7QoKS @proud_kagawaさんから
— プラウド (@proud_kagawa) 2015, 12月 24
プラウドの記事ではどの作品に何票集まったかも公開されていて、個別に見ていくとなかなかに興味深いものがあります。手っ取り早く傾向を掴みたい方には、毎日新聞香川版のこちらの記述が参考になるかと。
プラウドの藤田博美代表によると、性的少数者の象徴である虹色など限定的な表現を避け、「誰でも使える」ことを重視した作品に支持が集まったという。
よかった。「人間には『男』と『女』の他に『LGBT(Q)』なる虹色の謎クリーチャーがいるのだ」みたいないろいろ間違ってる*1認識は、別にそこまで支持されてなかったんや。
毎日新聞の記事では、最後のこの段落も必読かと思います。
二つのマークは、自由利用も検討する。藤田代表は「マークは行政や企業に独自に考えてもらってもいい。まずはこの問題を知ってほしい」と話している。
プラウドでは今後、これらのデザインをステッカーにして行政や企業に提案していく計画があるとのこと。同団体ではまた、「トイレでの困ったエピソード」の募集を延長し、2016年1月31日まで受け付けるそうなので、トイレ難民はぜひご参加を。困ってる人の声こそが、何より大事なんですから。詳しくは以下を。
おまけ
この手のトイレの表示問題について書かれた文章で個人的にもっとも共感したのはこちら。
同じサイトのこれらの記事もおすすめです。
*1:何がどう間違っているのかピンと来ない方には、『図解雑学 ジェンダー』(加藤秀一, et.al. ナツメ社)のような入門書がおすすめです。