石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

『ウィケッド(Wicked)』の空飛ぶサルがカーテンコール後プロポーズ

ウィキッド オリジナル・ブロードウェイ・キャスト

ブロードウェイ・ミュージカル『ウィケッド(Wicked)』の公演後、空飛ぶサル役の男性が舞台上で同性パートナーにプロポーズしました。一部始終が写真と動画で公開されています。

詳細は以下。

Flying Monkeys Get Engaged After 'Wicked' Curtain Call | Out Magazine

『ウィケッド』は童話『オズの魔法使い』を下敷きにしたミュージカルで、日本では『ウィキッド』というタイトルで劇団四季が公演しています。「空飛ぶサル」というのは、魔法使いの城で召使いとして使われている、翼の生えたサルたちのこと。そのサル役のひとりであるダニエル・ロビンソン(Daniel Robinson)さんが、ブロードウェイのガーシュウィン劇場での2015年12月25日の公演後、同じくサル役の恋人ジョッシュ・ダニエル・グリーン(Josh Daniel Green)さんにプロポーズしたんです。

写真はこちら。

動画はこちら。

記念写真を撮るふりをしてキャストを集め、何も知らないグリーンさんをさりげなく最前列に誘導した上で満を持してプロポーズというこの段取りの良さ。プロポーズのことばを訳すと、こんなです。

「きみはもっとも知的で、才能があって、すごくハンサムで、これ以上ないほど最高の親友だ。きみはぼくをありのままでいさせてくれて、ひらめきを与えてくれて、一緒に夢を見てくれる。ぼくのことを批判するときもあるけど、それはこちらから頼んだときだけ。人生をきみと共に過ごしたい。ジョッシュ・ダニエル・グリーン、ぼくと結婚してくれますか」

答えはイエス。『ウィケッド』そのものがとてもゲイ好みのする内容ですし、その舞台の上で、しかもエルファバやグリンダやエメラルド・シティーの住人たちの前で婚約なんて、いいなあ。どうぞお幸せに。