オンラインの医療サービス、DrEd.comが、過去の性行為パートナー数などを入力すると、間接的に何人と性的接触したか計算できる「性的曝露計算機」(Sexual Exposure Calculator)を公開しています。おもしろいから、みんなやってみ。
詳細は以下。
Sexual Exposure Calculator | DrEd.com
「性的曝露計算機」の実物はこちら。この画面から直接入力・計算できます。
計算機の使い方は以下の通り。
- "Country"のドロップダウンメニューで国名を選ぶ
- "City"のドロップダウンメニューで都市名を選ぶ
- "How many partners have you had?"(『これまでのパートナーの人数は?』)のところに、過去に直接性交渉を持った相手の数を入力
- "On average, how many partners have each of your partners had before you?"(『あなたのパートナーたちは、あなたと接触する前に平均で何人のパートナーがいましたか?』)のところに、推定値を入力
- "Calculate Exposure"(『曝露を計算する』)をクリック
結果の画面には、(1)あなたの性的曝露(これまで間接的に性的接触を持った人数)、(2)その人数が上記で入力した都市の人口の何パーセントに相当するか、(3)その人数が日本の他の都市の何パーセントの人口に相当するかが示されます。
試しに国名を日本、都市名を東京に設定して、これまでのパートナー数を「3」、過去のパートナーたちの自分以前のパートナー数を「3」に設定してみると、あなたが性的に曝露した人数は「1092人」となることがわかります。これは東京の人口の0.02パーセントで、福岡県筑紫野市の人口の1.09パーセントです。計算式は DrEd.comのサイトで公開されているので、ご興味がおありの方はそちらもどうぞ。
なお、国名で「日本」を選ぶと結果ページにやたらと筑紫野市が登場するのですが、これはおそらく同市が単純に「人口約10万人の都市」として選ばれていることによるものだと思われます。曝露人数が大きくなるにつれ、広島市、名古屋市、札幌市、東京も出現しますよ。国名を変えていろいろ遊んでみてもおもしろいです。
ちなみにStatistica Inc.のデータによれば、日本人が生涯で持つ性行為パートナーの数は平均で10.2人だとのこと。仮に10人として計算してみると、性的曝露の人数はなんと100万人を越え、これは広島市の人口の94.66%をカバーできる数字であるということがわかります。日本では「性的パートナー数の多い人ほどコンドーム使用率が低い」という、欧米とは逆の現象が報告されているのですが、平均でも約100万人に性的曝露されているというのに、それ以上たくさんの人数に曝露されている人がコンドームを使わなかったら非常にまずいんじゃないでしょうか。コンドームを使いたがらないパートナーを持つ人は、試しにこれで計算してみせて「これだけの人数がなぜか全員性行為感染症を持っていないとでも?」と問い詰めてみるといいかもしれません。それより先に捨てた方がいいような気もしますけどね、そんなパートナー。