2016日6月26日の国民投票でEU離脱(BREXIT)が決定した英国で、排外主義的かつ同性愛嫌悪的なチャントを叫びつつロンドンの通りを歩く一群が目撃されました。
詳細は以下。
Brexit hate chant: ‘First we’ll get the Poles out, then the gays’ - Gay Star News
ロンドンのコヴェント・ガーデンに住むゲイ男性のコリン・アップルビー(Colin Appleby)によれば、国民投票の3日後の夜、以下のようなことを叫びながらドルリー・レーン歩いていたグループがいたとのこと。
「統べよ、ブリタニア!
ブリタニアよ、大海原を統べよ!
まずポーランド人を追い出し、次はゲイだ!」
‘Rule Britannia!
‘Britannia rules the waves!
‘First we’ll get the Poles out, then the gays!’
最初の2行はおそらく「ルール・ブリタニア」からとったのでしょうが、3行目はただのゼノフォビアとホモフォビアの表明ですね。進歩的なはずのロンドンで、しかも劇場やレストランやバーが立ち並ぶドルリー・レーンでこんなチャントが叫ばれていたことに、アップルビー氏は遺憾の意を表明しています。
英国では国民投票でEU離脱派が勝利を収めて以降、欧州からの移民に対するヘイトクライムが増えたと報告されています。日本語化されている報道だと、たとえばこのあたりがわかりやすいかと。
人種差別も同性愛嫌悪も、不安をぶつけるための「他者」を作り出すには便利なものだから、ひょっとしたら今後ゲイに対する憎悪犯罪も増えてくるのかもしれませんね。やだやだ。