あるスピリチュアル団体が、「ゲイ男性が男性に魅かれるのは女性の霊に憑りつかれているため」と主張しています。では、レズビアンは? もちろん「男性の霊に憑りつかれている」んですってよ!
詳細は以下。
Paranormal Organization Claims Gay Men Are Actually Possessed By Female Ghosts
この説を提唱しているのは、「心霊科学研究協会("Spiritual Science Research Foundation")」なる団体。彼らの考えでは、同性愛者の85%は異性の霊に憑依されているのであり、5%は「ホルモンの変化」が原因で同性を好んでいて、10%は若い頃に同性間セックスの快楽を経験したせいでもう一度それを体験したいと望んでいる人なのだとのこと。そして、同性愛を「克服」するには「3つのシンプルなステップ」を踏めばよく、その3つとは詠唱(chanting)、印契("Mudora"*1)、布置("Nyas"、神の名を唱えて神聖なエネルギーとチャネリングし、指先に集めたエネルギーを身体に導入すること)なのだそうです。
あまりに大真面目にこんなことが主張されているのでジョークサイトかとも思ったのですが、それにしては手が込みすぎている気もします。このサイト、全19か国語もの言語で提供されている上に、国ごとにトップページを微妙に変えていたりもして、単純に機械翻訳したものを自動表示しているというわけでもないっぽいんですよ*2。別にこれが芯から大真面目なサイトだったとしても今さら驚きませんけどね、キリスト教会だって同性愛を「悪魔が憑いたせい」だとして真剣に悪魔祓いの儀式をやってるところはありますし。具体例は以下を。
百万歩ぐらい譲って、レズビアンの自分が仮になんらかの霊に憑依されているとしたら誰を呼ぶ? もちろん、この人たち。好きなだけデータを採取してもらって、その後パーティーでもするわ。ゴーストは別にバスト(bust)しなくていいです、今のままでじゅうぶん幸せですから。