石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ドイツ、同性婚法制化へ 2017年6月30日に可決の見通し

Reichstag
Reichstag / Oh-Berlin.com

ドイツで、同性カップルに完全な結婚の権利と養子を迎える権利を認める法案が、2017年6月30日に可決される見込みとなったそうです。

詳細は以下。

同国のメルケル首相はこれまで「結婚は男女のもの」と主張してきた人なのですが、上の2記事によれば、8人の里子を育てているレズビアンカップル宅のディナーに招待されて考えが変わったと本人が説明しているとのこと。しかしながら、ケルン大学の政治学者Thomas Jaeger氏の見解はこう。

「メルケルが今になって意見を変えたのは、そのことで(政敵から)選挙で攻撃されないようにするためです」

“Merkel switched her position now to prevent the [political opposition] from attacking her on it in the campaign.”

9月に総選挙ですもんね、ドイツ。で、AFPBBが報じている通り、今やドイツで同性婚に反対しているのは「CDUと右派ポピュリスト政党『ドイツのための選択肢(AfD)』のみ」って状況でしたし。

ちなみに同国では先日、ナチス時代の法律で同性愛を有罪とされた男性5万人の判決を無効とし、補償する法案が可決されたばかり。時間はかかったけれど、いろいろと変わりつつあるところだということなんでしょうか。