- 「プッセイにお酒を注いでやってね」OITNBからブライトン&ホヴ・プライドへのメッセージ
- 動画「オレンジ・イズ・ニュー・ブラックの女優たちは実生活ではどんな顔?」
- 米レズビアンカップルがレストランでの婚約写真をツイート。店も喜び「プレゼントを送りたいのでDMください」
- Lenovoのプライド月間動画がいろいろとツッコミを呼ぶ
- ホラーコメディ映画『Get Out』のゲイ・パロディー版トレイラー
- レインボーフラッグの背後にある物語を描く児童書が発売へ
- 『ドラァグ・レース」S5勝者がノンバイナリーとしてカミングアウト
- 米国のイスラム教徒は福音派キリスト教徒より同性愛に受容的
- ロンドンでゲイカップルが殴られる 理由はオレンジの靴
- 「ゲイと動物はお断り」イタリアのホテルがゲイの宿泊を拒絶
「プッセイにお酒を注いでやってね」OITNBからブライトン&ホヴ・プライドへのメッセージ
英国のブライトン・アンド・ホヴ・プライドに、Netflixドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のラヴァーン・コックス、ウゾ・アドゥバ、ダニエル・ブルックスの3人が動画でメッセージを送っています。「ハードに、でも安全にパーティーしてね。それから、わたしたちのプッセイに一本お酒を注いでやる(訳注:原文では"pour one out for our Poussey"、亡くなった人のためにお酒を一本地面に注ぐことを指します)のを忘れないで」ってところがちょっと泣ける。
動画後半はOITNBほか『マスター・オブ・ゼロ』、『リバーデイル』、『グレイス&フランキー』、『13の理由』、『ゲット・ダウン』、『ジェシカ・ジョーンズ』、『センス8』、『ブラック・ミラー』、『easy』、『アンブレイカブル・キミー・シュミット』などNetflixドラマのLGBT名シーン集になっており、見逃していたドラマのチェックにも使えそうです。
動画「オレンジ・イズ・ニュー・ブラックの女優たちは実生活ではどんな顔?」
アンジー(白人ヤク中ペアの、黒髪で歯並びが悪い方ね)役のジュリア・レイクの落差にびっくり。
米レズビアンカップルがレストランでの婚約写真をツイート。店も喜び「プレゼントを送りたいのでDMください」
Lesbian couple takes engagement photos at Chili’s & everyone is living for it / LGBTQ Nation
米国のカジュアルレストラン「チリーズ・グリル・アンド・バー」で婚約したレズビアンカップルがお店で撮った記念写真をTwitterに載せたところ、「チリーズ」の公式Twitterから喜びのメッセージが寄せられたというニュース。
発端のツイートはこちら。訳:「@Chilisで婚約写真を撮りました」
I took some of my engagement pictures at @Chilis. You're welcome. pic.twitter.com/md0y9QS0RC
— Krista Doyle (@Krista_Doyle) 2017年8月1日
これに対するお店からのレス。訳:「最高の婚約写真です! 当店からプレゼントをお送りしたく思います。DMをお送りください」
These are the best engagement pictures we've ever seen. Congrats on the engagement! We'd love to send you a gift. Please DM us!
— Chili's Grill & Bar (@Chilis) 2017年8月1日
おめでとうございます、お幸せに。
Lenovoのプライド月間動画がいろいろとツッコミを呼ぶ
Laptop company Lenovo makes pro-LGBTI video and people think it’s got rid of the backspace key
Progress spelled backwards is ssergorp. Just one of many reasons going backwards makes no sense. #BetterTogether #Pride2017 pic.twitter.com/YETYWlxuIe
— Lenovo (@lenovo) 2017年7月29日
Lenovoがプライド月間をたたえるために発表した上記動画では、ノートパソコンからバックスペースキーを引き剥がし、その場所にハートの絵などが書かれた紙を貼るところが映し出されています。「はるばるここまできたんだ、もう後戻りはできない("We've come too far to go backwards.")」、「進歩は前にのみ進んで行く("Progress only moves forward.")」、などのキャッチコピーからして、言いたいことはわからんでもないのですが……やはりネットでは「ノートパソコンにはバックスペースキーが要るだろう」などと突っ込まれているんだそうです。無理もないわね。
ホラーコメディ映画『Get Out』のゲイ・パロディー版トレイラー
Todrick Hall Imagines What a Gay Version of 'Get Out' Would Look Like: WATCH - Towleroad
米国で大ヒットしたホラーコメディ映画『Get Out』のゲイ版トレイラーを、トドリック・ホールがリリースしました。
動画はこちら。
本家『Get Out』のトレイラーは以下をどうぞ。なお、この映画のあらすじ等については、「町山智浩 大ヒットホラー映画『Get Out』を語る」がわかりやすいと思います。日本での公開は、2017年10月27日から。
レインボーフラッグの背後にある物語を描く児童書が発売へ
New Children's Book Traces The Origins Of The Rainbow Pride Flag | NewNowNext
ゲイの政治家ハーヴェイ・ミルク(Harvey Milk)と、レインボーフラッグを作ったデザイナーのギルバート・ベイカー(Gilbert Baker)の足跡をたどる児童書Pride: The Story of Harvey Milk and the Rainbow Flagが2018年4月に発売されるというニュース。対象年齢は4歳から8歳で、現在Amazonで予約受付中。
Pride: The Story of Harvey Milk and the Rainbow Flag
- 作者: Rob Sanders,Steven Salerno
- 出版社/メーカー: Random House Books for Young Readers
- 発売日: 2018/04/10
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログを見る
『ドラァグ・レース」S5勝者がノンバイナリーとしてカミングアウト
Drag Race's Jinkx Monsoon Comes Out As Non-Binary: “I Choose To Educate Rather Than Get Upset”
『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン5勝者のジンクス・モンスーン(Jinkx Monsoon)が、ノンバイナリー(性自認が『男か女か』の二元論にあてはまらない人のこと)としてカミングアウトしたというニュース。ノンバイナリーは特に若い世代に多いから、こういう有名人によるカミングアウトは大事よね。
米国のイスラム教徒は福音派キリスト教徒より同性愛に受容的
US Muslims are actually more accepting of homosexuality than white evangelical Christians · PinkNews
ピュー・リサーチ・センターの2017年の調査で、米国のイスラム教徒の52%が「同性愛は社会に受け入られるべきだと思う」と答えたというニュース。一方、キリスト教福音派(evangelical)の白人で「同性愛は社会に受け入られるべきだと思う」と答えた人は、2016年の時点で34%だったのだそうです。なお福音派というのは聖書を重んじるキリスト教右派で、米国のキリスト教原理主義の代表格であり、共和党の有力支持勢力です。
ロンドンでゲイカップルが殴られる 理由はオレンジの靴
Gay couple viciously beaten by gang because one wore bright orange shoes / LGBTQ Nation
ロンドンでゲイカップルが20代の男性らにからまれ、歯や骨が折れるほどひどい暴力をふるわれたというニュース。犯人らはこのカップルのひとりが明るいオレンジ色の靴を履いているのに目をつけ、「女々しいホモ野郎("poof")」、「てめえ何履いてんだよ」などとからんできたのだそうです。靴ぐらい何色だって別にいいじゃねえかよ、とは思うけど、こういう加害者たちはゲイがどんな無難な靴を履こうと別の理由をみつけて殴るんだろうなー。
「ゲイと動物はお断り」イタリアのホテルがゲイの宿泊を拒絶
Catholic B&B owners reject couple because ‘we don’t accept gays & animals’ / LGBTQ Nation
イタリアのカトリック教徒が営む朝食付きホテル(B&B)が、ゲイカップルからの予約をキャンセルし、「当方ではゲイと動物はお断りです」と告知したというニュース。断られたゲイ男性は、「ナチス時代の商店に掲げられた、『犬とユダヤ人お断り』の看板を即座に思い出した」と言っていますが、あたしはかつて中国の公園に掲げられたという「犬と中国人はお断り」の看板と、それから最近日本の不動産業界があちこちで取り入れ始めた、「LGBT入居可能物件」みたいな表示を連想してしまいました。この「LGBT入居可能物件」って、たぶん親切のつもりでやってるんだろうけど、まるで「ペット可物件」みたいだよね。いちレズビアンとしては複雑な心境なのよ。