石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米教会、アンチLGBTな看板を掲げたのち強制退去に

Eviction Notice

米国インディアナ州の教会が「LGBTQは神へのヘイトクライム」と書いた看板を掲げ、その10日後、借りていた物件から追い出されたそうです。現在この教会は、次に入居する物件を探しているところだとのこと。

詳細は以下。

Indiana landlord evicts church over sign saying 'LGBTQ is a hate crime'

同州オーバーンのレムナント・フェローシップ教会(Remnant Fellowship Church)は、2018年6月27日、教会前にこのような看板を掲げました。

看板には「LGBTQは神へのヘイトクライム 悔い改めよ」("LGBTQ is a hate crime against God. Repent.")と書かれており、その下に日曜の礼拝の時間と教会の電話番号が示されています。いちばん下に「誰でも歓迎」("All Are Welcome")と書かれた小さいプレートがぶら下げてあるのは何かの冗談ですよねきっと。

The Christian Postによると、同教会はこの看板がアンチLGBTQだと抗議されてもまったく謝罪せず、このような看板を出したのは「邪悪で不潔な世代の心を動かす」ためで、「正しくない者が神の国をつぐことはない」のだとFacebookで述べていたとのこと。

しかしながらこの教会、看板を出した10日後にはもといた建物からいなくなっていたんだそうです。写真は以下を。

おまけに、先述のFacebookページも今はもう消されてるんですってよ。同教会の代表者はRawStoryに対し、「立ち退きを受けた」、「別の建物を探している」などと話したそうです。

米国の教会がこの手のアンチLGBTQな看板を掲げることは珍しくない(ニューヨークのアトラー教会(Atlah Worldwide Missionary Church)を始め、そんな教会はそこらじゅうにあります)ので、正直上の写真を見たぐらいでは驚かなかったのですが、その後の展開の速さにはちょっとびっくり。ただ、ざっと調べたところ、レムナント・フェローシップ教会の立ち退きの原因が例の看板にあったかどうかは明らかにされていないようです。新たな入居先が見つかったとして、この教会がまた似たような看板を出すつもりなのかどうか、ちょっと気になってます。