石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

トランプ政権にトランス排除の動き 多数が抗議

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米NYタイムズが2018年10月21日、トランプ政権がジェンダーは「生まれ持った性器によって定義される生物学的な、変えることのできない」ものと定義してトランスジェンダーの存在を行政上認めない措置を検討していると報じました。

以後、全米でこれに対する抗議が繰り広げられています。

抗議いろいろ

ワシントン・スクエア・パーク(ニューヨーク・シティー)


ホワイトハウス前


トランスの著名人も抗議


シェールもめちゃめちゃ怒ってる

注:ここで彼女が言っている「わたしの息子」というのは、上の方にツイートを貼ったトランス男性のチャズ・ボノ(Chaz Bono)です。

トランスジェンダーの電話相談「トランス・ライフライン」(Trans Lifeline)のツイート

ちょっと訳すと、「今日だけで初めての電話相談の人がいつもの2倍、相談の総件数はいつもの4倍でした」。上から存在そのものが「なかったこと」にされそうになって不安にならない人はいませんからね。

おわりに

トランプってコロラド州での選挙集会で「トランプを支持するLGBT s("LGBTs for TRUMP")」と大書されたレインボーフラッグをひけらかしていたくせに、就任以降はLGBTコミュニティを攻撃してばっかりよね。AFPBB Newsの以下の説明がわかりやすいと思います。

トランプ政権は性的少数者(LGBTQ)の権利保護を少しずつ後退させる政策を推進している。トランプ大統領は、心と体の性別が一致しないトランスジェンダー(性別越境者)の米軍入隊や同性愛者の就労差別を禁じた法律に否定的で、企業や店舗が宗教的信条に基づき同性カップルへのサービス提供を拒否する権利を擁護している。

日本語圏でNYタイムズを斜め読みして「定義が変わるぐらいいじゃん」と言っている人を見かけましたが、そういう問題じゃないんです。NYタイムズが報じたこの措置が現実のものとなれば、たとえばトランスジェンダーの子供たちはもう学校でタイトル・ナイン(Title IX)によって保証されているはずの平等な扱いが受けられなくなるし、トランプ政権の、LGBTの人々の権利を後退させようという動きにますますはずみをつけてしまうことになりかねません。だからみんな必死で止めようとしてんのよ。トランスの軍務禁止であれだけ世界中から批判を浴びたのに、何事もなかったかのようにこういう方針を打ち出してくる政権だから、こうやって全力で抵抗し続けないと本当に危険なのよ。