米国で、新型コロナウイルスに感染した既婚ゲイカップルが、2日違いでふたりとも亡くなられたそうです。
詳細は以下。
亡くなられたのは同国テキサス州ライヴ・オーク市議会議員のアンソニー・ブルックス(Anthony Brooks)さんと、夫で美容師のフィリップ・ツァイ=ブルックス(Phillip Tsai-Brooks)さん。まず自宅で闘病していたフィリップさんがERに運ばれ、次にアンソニーさんもまた家で意識を失ってER行きとなったのこと。Advocateの記事を見るかぎり、フィリップさんは4月12日に、そしてアンソニーさんは2020年4月14日にそれぞれ息を引き取られたようです。
なお、家で倒れていたアンソニーさんを発見したのはこのカップルと同居していたフィリップさんの母親で、彼女もまた新型コロナに感染して自宅隔離中だとの由。
先日紹介したニュースは既婚同性カップルの片方がCOVID-19で亡くなったというものでしたが、今度は片方どころか両方。実をいうと先日のニュースには「でも結婚していて遺族の法的権利があることだけは昔のエイズ禍よりましかも」と思わないでもなかったのですが、こうも死亡リスクが高いのではましもへったくれもないと思い知らされました。エイズが「ゲイ・キャンサー(gay cancer)」と呼ばれ、毎日新聞を見て怯えていたあのころよりよっぽど怖いものを今まさに目撃してると思います。