石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ハンガリー保守派議員ゲイ乱交パーティー事件続報

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ハンガリーの次はリトアニア。アンチLGBTQ政治家のスキャンダル相次ぐ - 石壁に百合の花咲く」の続報。ハンガリーの保守派議員氏が参加していたゲイ乱交パーティーの主催者が、このパーティーのめちゃくちゃぶりを語っています。

詳細は以下。

www.queerty.com

2020年11月27日、ハンガリーのアンチLGBTQな与党「フィデス・ハンガリー」の政治家サーヤー・ヨージェフ(Szajer Jozsef)氏が、ベルギーで開かれたロックダウン違反のゲイ乱交パーティーに参加していたとして拘束されました。パーティーの主催者、David Manzheley氏は、メディアに対し以下のような説明をしているそうです。

  • (このパーティーでは)座ってお茶を飲むわけじゃない。人はここにセックスをしに来る
  • もともとはCOVIDにかかっていない(COVID-cleared)ゲスト10人でパーティーをする予定だった。が、このゲストたちがさらに人を連れてきてしまったため収集がつかなくなった
  • 突然警官たちが踏み込んできて、リビングルームがいっぱいになった
  • 「身分証を出せ! 今すぐ!」と言われたが、わたしたちはパンツすらはいてなかったんだから、パッと身分証が出せたわけないだろ?
  • (警官らが入ってきたのは演出だと思い込んで)警官のズボンのファスナーを下ろそうとしていた客もいた

どこから突っ込んでいいかわからないぐらいの惨状ですね。まずベルギーでは現在、家族や友人の家を訪問することは禁止、同じ家で同居している人以外との緊密な接触は一度にひとりまで公共の場での集まりはいかなる場合でも最大4人までとされているので、仮に予定の10人だけでパーティーしていたとしてもロックダウン違反です。あと、いかなる検査にも100%の精度はないんだから、誰がCOVID-clearedなのかなんてわかるはずはないし、あらゆる意味でガバガバすぎ。Queertyこのパーティーの会場の写真を紹介し、皮肉たっぷりに「部屋の真ん中にいい具合に設置されているものは潤滑剤ステーションであるようだ。それとも、手指の消毒剤なのか?」と書いてますが、たとえ消毒剤だったところでちんこの消毒までするわけでもないんだろうから、リスクは減りゃしませんよねー。だいたい新型コロナは7人でトランプ遊びをしていただけでクラスター発生するほど感染力が強いのに、20人以上で集まって全裸で乱交して、駆け付けた警官とまで濃厚接触しようとするって、どんな底抜けの馬鹿の集まりだよ。

こんなところで羽目を外していた馬鹿のひとりが、母国では性的少数者の権利を踏みにじっている(例:Hungary Outlaws Changing Gender on Documents After Birth - The New York Times)のかと思うと、怒る気力すら失われてくるわ。それでも怒らなくちゃいけないんだけどさ。