最近映画『アンモナイトの目覚め』でレズビアン役を演じた英俳優ケイト・ウィンスレットが、インタビューで、キャリアの破滅を恐れてカミングアウトせずにいる俳優を少なくとも4人知っていると語っています。
詳細は以下。
このインタビューは、英日曜紙サンデー・タイムズの雑誌「カルチャー」によるもの。「少なくとも4人」という発言の部分を訳すと、こんなです。
「少なくとも4人は思いつけます、完全にセクシュアリティーを隠している俳優を。痛ましいです。発見されるのを恐れているのですから」
“I can think of at least four actors absolutely hiding their sexuality. It’s painful. Because they fear being found out.”
ルパート・エヴェレットが、キャリアのことを本当に考えている俳優にはカミングアウトは勧めないと言ったのは2009年のことでしたが、これだと状況はあまり変わっていないのかも。ちなみに映画『アンモナイトの目覚め』の公式Webサイトでは、英語版でも日本語版でも「レズビアン」とか「同性愛」とかいう単語はひとつも使われておらず(同性同士のセックスシーンも出てくる映画なのにだよ!)、そんなところにもハリウッドの抑圧を感じます。まだまだだよなー、いろいろ。