石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

牧師同士の既婚レズビアンカップルがスマートヒーロー賞受賞 ドイツ・ニーダーザクセン州

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レズビアンの牧師同士で結婚し、YouTubeチャンネル"Anders Amen"(直訳すると『別の方法でアーメン』)を運営しているドイツのカップルが、2020年度のスマートヒーロー賞(Smart Hero Award)を受賞しました。

詳細は以下。

escandala.com

スマートヒーロー賞は、ソーシャルメディアを使って多様で持続可能で公正な社会をサポートする人や団体をたたえるための賞。このカップルことStefanieとEllen Radtkeさんはニーダーザクセン州に住むプロテスタントの聖職者で、女性同士で結婚して子供を持ち、LGBTQの権利や精子提供、普通とは何かなどについて語る動画を多数発表しています。以下にいくつか動画を貼っておきますが、特にいちばん上のはドイツ語がわからなくても一瞬で意味がわかるので、ぜひどうぞ。

EllenさんとSteffiさんは自分たちのYouTubeチャンネルを「すべての人のためのコミュニティ」だと考えているのだそうです。ふたりはLGBTQの権利だけでなく社会の男女不平等についても話しており、ドイツのメディアによる取材では、コロナ禍により女性には「自然に」ケア労働が押し付けられるということがあきらかになったことや、福音派の保育園には自分たちが働いている日曜日に子供を預けられるところがないことなどを指摘し、「家庭とは、結局女性に依存する何かなのです」と言っているとのこと。

同じ福音派でも「ゲイは悪魔に取り憑かれている」なんてトンチキな主張をしている自称「預言者」もいるのに、えらい違いですね。あたしゃこっちの方を応援するわ。