石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ロシア、ゲイ映画を「ポルノ」に分類する法案審議へ

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ロシアで同性愛の内容を含む映画を禁止し、「ポルノ」として「特別なアクセス」だけを認めるようにするという法案が審議される見通しだそうです。

詳細は以下。

escandala.com

上記リンク先によるとロシアでは最近、ホモフォビアで悪評高い政治家のビタリ・ミロノフ(Vitaly Milonov)氏が、LGBT+の人々は猫のように「去勢」して保護施設で管理すべきだと発言したり、世論調査で回答者の8割が「ロシアでゲイのセックスシーンのある映画を上映するのは『受け入れられない』」と答えたりしているとのこと。そりゃ、「同性愛プロパガンダ禁止法」をはじめとするアンチゲイなポリシーを国を挙げて何年もやりまくってりゃ、そういう風潮にもなるわな。せっかくいいコンテンツが出て来ても、こうやって国単位でブロックされたんじゃ、そこに住むLGBT+ピープルは救われないよなあ。

ちなみにLGBT+要素のあるコンテンツを「ポルノ」とみなして禁止しようとするというのはロシア以外でもしょっちゅう起こっていることで、ついこないだシカゴの図書館からLGBT+関連の書籍を排除しようとする人たちもやってました。そんで17歳の子どもに「問題視されてる本と同程度の性的描写は『侍女の物語』や『アンジェラの灰』にもあるのに、そちらはバックラッシュを受けてない(のはおかしい)」「これはホモフォビアだ」と見抜かれてました。同じ理屈はこのロシアの法案にも当てはまると思います。バックラッシャーにとっては理屈が通ってるか通ってないかなんてどうでもいいんだろうけど、きったねえよなー、こういうの。