1週間前に退院してきた老猫の看護で多忙なため、今週も更新をお休みします。
この猫は入院中、血糖600越えの日が何日も続き、ケトンの数値が上がってけいれんも起こし、退院時にはもう寝がえりすら無理な状態だったのですが、
退院2日後には立ち上がって自力で水を飲み始め、
その数時間後には「よっこらしょっと」とばかりに介護用ベッド(浅めの段ボール箱に低反発マットや毛布、湯たんぽを入れたもの)を脱走してました。正直、この展開は読めなかった。
寝たきり生活が長かったため筋力が落ちていて、最初は前足がぐにゃぐにゃでうまく歩けませんでした。が、果敢に家中動いて回り、そのうち階段上りでセルフリハビリまでやり始めて(危ないので抱っこで下ろしましたが)、
また自力で通常の猫ベッドに入って寝られるようになりました。
そうこうしている間に血糖値も落ち着き、ケトンも0.0まで下がって、もはや退院時には誰にも予想できなかった回復っぷりとなっています。なんちゅう17歳だ。
とは言え見当識がだいぶ怪しく、排泄の失敗が増えたため数日前からおむつ(ユニ・チャームのマナーウェア猫用*1)着用になったりはしています。フードも自分からは食べようとしないので、3時間ごとにシリンジでペースト食を食べさせねばなりません。ケアの大変さは、赤ちゃん猫の授乳育児とそう変わらない感じ。つまり、ケアラーにとっては、寝不足との戦いが最大の難関(夜中の1時に食事介助→明け方におむつ交換、みたいな毎日なので)。
でも本猫がだいぶ楽そうになって、また大好きなご贈答用ハム箱に入って過ごせるようになったので、飼い主としてはとてもうれしいです。てなわけで、介助に専念するため、今週も通常更新はお休みとします。
*1:これ、すごくよかったです。生理用ナプキンそっくりの吸収力とさらさら感があって全然漏れないし、猫も嫌がらずにつけているし、何より「粗相をしたベッドで朝まで寝ていて猫の体が冷え切ってしまう」みたいな事態が皆無になったのがありがたい。