2022年6月25日、メキシコシティでおこなわれたプライド・マーチに、ひときわ目を引く参加者が。虹色の旗と一緒に若い男性の写真をかかげて歩いていたその女性は、写真の男性のお母さんで、がんで亡くなった息子さんとの約束で遺灰を持ってマーチに参加したのだそうです。
詳細は以下。
動画はこちら。
La señora Mar llevó las cenizas de su hijo a la Marcha LGBT+ 2022, quien murió hace un mes de cáncer. Le prometió que cada año lo llevaría a la Marcha del Orgullo. #MásOrgullo #Pride2022
— NMás (@nmas) June 25, 2022
Sigue la transmisión en https://t.co/bQJSknTSTp pic.twitter.com/vfLAtDTYsm
動画内のやりとりによると、この女性マリア・デ・ラ・ルス・アレジャーノ・クリエル(María de la Luz Arellano Curiel、愛称はMar〈マール〉)さんは、2022年5月にがんで亡くなった息子さんと、これから毎年プライドマーチに息子さんの遺灰を持って参加すると約束したのだそうです。マーチを歩いた今の気持ちは、「ノスタルジックで……いい気分です。息子との約束が果たせていい気分」とのこと。なお、写真を見た他の参加者たちの反応も、「とても素敵」だったそうです。それから、プライドマーチにたくさんの人が集まることの意義についてインタビュアーから訊かれたときの、このことばがとてもよかった。
「声を上げて、彼らを幸せにしてやらなくちゃいけません。とりわけ、彼らがもう仮面を脱いで、望む通りに幸せでいられるようにさせてやらなければ」
—Hay que alzar la voz y que sean felices, sobre todo que la gente ya se quite la máscara y los dejen ser felices como ellos quieran.
おかあちゃん……泣かせんといてや……。
最近、参院選がらみのホモフォビックな憎悪煽動ばかり嫌でも目に入ってしまって凹んでるから、たまにこういうニュースを見ると心が洗われるようだわ。何度も動画を見直してしんみりしちゃったわ。