石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

米連邦最高裁、同性婚禁止を求める上告を棄却 新たに11州で結婚可に(写真多数)

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2014年10月6日、米連邦最高裁が、同性婚禁止を違憲とした1、2審の判決を不服とする5州からの上告を全て不受理としました。これにより米国の同性婚可能州は計30州まで増える見込み。既にいくつかの州では新たに同性同士の結婚が始まっています。

詳細は以下。

時事ドットコム:同性婚、30州に拡大へ=下級審の容認判断見直さず-米最高裁

以下、時事ドットコムより引用します。

【ワシントン時事】米連邦最高裁は6日、同性婚の禁止を違憲と断じた控訴裁判決を不服とするバージニア州など5州の地元当局の上告について、受理しないと決定した。これを受け5州は即日、同性カップルへの婚姻証明書の発給を開始。さらに他の6州にも一連の控訴裁判決が適用される。これにより、全米50州のうち30州と首都ワシントンで同性婚が認められることになる。

少し補足しておくと、上告していた5州というのはユタ、インディアナ、ウィスコンシン、バージニア、オクラホマ。「他の6州」とはウエストバージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナ、カンザス、コロラド、ワイオミング。

最高裁の判断を受けて早くも結婚した、あるいは結婚許可証(marriage license)を手にした同性カップルたちの写真が続々とネットに上がってきています。

バージニア州の結婚許可証の申請書。かつて項目名が「新郎」「新婦」だった箇所が、「配偶者」に変わっています。

さて、こういうニュースが世に出回ると、またしても例の「同性カップルに結婚は必要ない」説を得々として唱え始める異性愛者さんが必ず出て来られることと思います。しかしね、赤の他人にとって何が必要で何が必要でないかを勝手に決めつけていいと思い込むその傲慢さこそが問われてるんですよ、この一連の裁判では。本当に「必要ない」というのなら、イーディ・ウィンザーさんが連邦政府に課された相続税36万3千ドル(約4千万円弱)をアナタが肩代わりしてくれるわけ? パートナーが戦死しても連絡ひとつ届かない人に、アナタが戦地から逐一連絡してくれるわけ? 家族の臨終に立ち会わせてももらえない人のために、アナタが弁護士立てて病院にかけあってくれるわけ? 何もしないし、何もできないんでしょ。なら、黙ってろ。

もちろん同性愛者でも、自分には結婚は必要ないと考える人はたくさんいますし、その意志は尊重されるべきです。結婚を選ばない異性愛者の意志が尊重されるべきなのと同じようにね。しかし、非当事者が当事者全体をひとまとめにして「おまえらにはこれこれは不要」と勝手に決めつけ(しかも、不十分な知識で!)、選択肢自体を根こそぎ奪うのは、不公平というもの。個人にとって何が必要かはその人本人が判断すればいいことであり、まず選択肢を公平にしろって話なんですよこれは。