ドラマ『スーパーガール』S2感想/ニュース/関連記事一覧
女性同士の恋愛要素が大いに反響を呼んだ米ドラマ『スーパーガール』シーズン2の日本語版ブルーレイ/DVDが、2017年9月6日に発売されました。さっそく入手したので、特典映像の内容や日本での放送予定などについてちょっと書いておきます。
起死回生のチャンスに賭け、カーラはレア女王と一対一の決闘へ。苦渋を舐めつつも、最強のヒーローとしてナショナル・シティを守り抜きます。一方、アレックスとマギーの関係もまさかの急展開。あたかもOITNBやSense8とシンクロしたかのようよ。
ダクサム星の生き残り艦隊からの総攻撃で混乱を極めるナショナルシティに、ついにあの人が帰ってきます。この! 時を! 待っていた! 全体的に女性陣の活躍がすばらしく、スカッとする回でした。
デスパレートな姑ことレア女王がレナ・ルーサーを騙し、ある計画を実行。母親の愛に飢えたレナを、レアがやすやすとたぶらかしていく過程が怖いです。一方、ジェームズはようやくガーディアンの活動に疑問を感じ始めます。遅いわ。
悪漢にさらわれたアレックスをマギーが救出する回。プロットに多少の穴はあれど、アレックスとマギーがステレオタイプな「囚われの姫と救い主」パターンとは違う奮闘ぶりを見せているところや、会話のはしばしにリアリティがあるところが大変よかったです。
レナ・ルーサーの元彼ジャックが登場する回。脚本もケイティ・マクグラスの色気も大変良くて、なぜカーラがレナではなくモン=エルなどとつきあっているのかますますわからなくなりました。レナにしとけばいいのに、ヘテロ(なのか、カーラは?)って大変ね。
地球から連れ去られそうになったモン=エルが救出される回。スーパーヒーローのドラマのはずだったカーラの物語が、今やただの「ダメ男をめぐる、しょぼい嫁姑流血バトル」と化してしまっています。サンバースのストーリーとの落差が痛々しいです。
カーラがついにモン=エルの正体を知る回。とある星の王妃役で登場するテリー・ハッチャーと、一瞬だけ出てくるアレックス&マギーのアットホームないちゃいちゃシーンが良かったです。それ以外はぐだぐだ、特にモン=エルのストーリーラインが超ぐだぐだ。
カドマスに拉致された異星人を救う回。カーラの嫌味な上司、スナッパーのジャーナリズムに関する発言が的確で、面白かったです。サンバースの描写もおおむねいい感じ。でもモン=エルの鬱陶しさはそろそろ限界レベルかも。ヘテロはあれ見て怒らないの?
ジェレマイア・ダンバースの再登場により、カドマスの新たな陰謀が示唆される回。モン=エルとカーラのリレーションシップの描き方に疑問が残るし、アレックスの言動も彼女らしくなく、全体的に今ひとつな感じ。マギーの登場シーンは全部よかったんだけどね。
バレンタインエピソード。前回のあのモタモタ感はどこへやら、テンポがよくてスリルも笑いどころもある、よくまとまった話でした。狂言回しのゲストキャラが醸し出す祝祭感が楽しいし、マギーの殺し文句もウィルの遅い春も、モン=エルの子犬っぷりもいいよ!
レナ・ルーサーが再登場し、カーラと友情を深める回。レナとカーラのやりとりが妙に百合百合しいサブテキスト満載な一方、カーラとモン=エルの恋路は新味のない手法で無理やり引き延ばされています。異性愛ももう少し丁寧に書いてやってよ、ライターさん。
メガンを狙うホワイトマーシャンがDEOに侵入する回。アレックスとカーラの姉妹トークこそよかったものの、話の大筋には難がある感じ。古典的なSF設定をふたつも使って薄っぺらな二番煎じをやるぐらいなら、最初からひとつに絞った方がよかったのでは。
米CWのドラマ『スーパーガール』が、2017年3月にミュージカル・エピソードをやるんだそうです。しかも『フラッシュ』とのクロスオーバー回で、作曲陣も豪華。
米ドラマ『スーパーガール』のシーズン2のバレンタインデー・エピソードは、アレックスとマギーのレズビアンカップルがお話の中心をつとめるのだそうです。
刑務所から消えたライブワイヤーがカーラと再び対面。見どころはライブワイヤーとカーラの間に生じたある種の連帯と、サンバースのとある賭け。男子ズのヒーロー気取りがまたしても鼻につく中、モン=エルの無邪気な大型犬のような善良さがまぶしかったです。
シーズン2B初回。異星の人身売買組織との戦いを軸に、モン=エルの正体が暗示されます。サンバースの見どころが多く、アレックスのキャラの掘り下げ方も絶妙。ウィンを通じて示される「強さ」の再解釈や、このご時世ならでこそ響くメッセージもよかった。
米TVドラマ『スーパーガール』のレズビアンカップル、アレックスとマギー(シップネームは『サンバース』)が、MTVが選ぶ「2016年ベストTVカップル17組」の第1位に選ばれました。選評がまたいいのよ。
米国インディアナ州のコミック書店員、メアリー(@sapphicgeek)さんが、ある日お店で起こったすばらしいことをTwitterで報告しています。創作作品におけるLGBTのキャラ表象が大切なのは、こういうことがあるからなんだよ!
もう何なのこのドラマ! あらゆるファンガールの妄想と想像を超えて、どんな薄い本も追いつけない速度で公式が突っ走ってるわよ! それでいて構成は手堅いし、レズビアン視聴者が共感せずにはいられないツボをガッシガッシ押さえてくるし。大好き。
先週はずいぶん凹んでいたアレックスですが、今週は面目躍如たる見せ場が複数出てきます。一方、ガーディアンのプロットや、カーラの新たなヘテロロマンスの気配が妙に雑なのがひっかかるところ。
アレックスからカーラへのカミングアウト回。前回の感想で「腰が抜けそうな急展開」と書きましたが、今回も「ローラーコースターの終点で降りたと思ったら、そこはバンジージャンプ会場だった」ぐらいの起伏が待ち受けており、素で3回ぐらい叫びました。
ドラマ『スーパーガール』のおかげで親にカムアウトできた13歳少女の話を先日紹介しました。実はこれ、前例があったんです。同番組を見て自分はレズビアンだと気づいた8歳児のために、Autostraddleがお薦め本リストを作ってあげてたんでした。
前回の感想でアレックスについて、「今後彼女の恋の行方がどうなるにせよ、彼女はクィアなキャラとして描かれていくのでは」と書きました。今後も何も、今回早くも腰が抜けそうな急展開が来ましたよ! レズビアン・フィクション史に必ずや残るよこの回は。
思った通り、主人公の姉、アレックスとマギー・ソウヤー刑事との間が大変なことになってます。どう見てもデートのお誘いにしか見えない会話が複数回あり、手は繋ぐわ指は絡めるわの急展開……なんだけど。マギー! 最後の最後にあれって、どういうことよ!?
米ドラマ『スーパーガール』S2E3がえらいことになってます。シーズン前の下馬評通り、主人公カーラの姉アレックスと、マギー・ソウヤー刑事の間にものすっごいケミストリーが生じてるのよ! 何この映画『キャロル』並みの濃厚なサブテキストは!!!!
NBCが、2016年秋の米ドラマ等で、レズビアンやバイセクシュアル女性が登場するもの計21本をまとめて紹介しています。うち12本は、日本でも放映またはネット配信されているシリーズです。