石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『ゴクジョッ。〜極楽院女子高寮物語〜(2)』(宮崎摩耶、集英社)感想

女子高とその寮を舞台としたお下劣コメディの第2巻。つきぬけた下品ギャグの破壊力はそのままに、百合百合しさを1巻よりさらにパワーアップさせた1冊だと思います。笑いの中にも女のコから女のコへの性的欲望がちゃんと存在するところが、特によかった。

『ひだまりスケッチ(5)』(蒼樹うめ、芳文社)感想

ほっこり系の微百合4コマ、第5巻。相変わらず女のコ同士の友愛のあたたかさ・可愛らしさを丁寧に追っていく内容だと思います。4巻のサブテーマが「ゆのの成長」だとしたら、この5巻のそれは「家族」なんじゃないかと思いました。

PCゲーム『素晴らしき日々〜不連続存在〜』(ケロQ)プレイ日記(その1)

素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版ケロQ 2010-03-26売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools百合展開ありというビューワー様からの情報で購入し、本日よりプレイ開始。第1章「Down the Rabbit-Hole」だけ終わりました。1周目は「冗長・中…

『ささめきこと(6)』(いけだたかし、メディアファクトリー)感想

長身空手少女「村雨純夏」と女のコ好きな女のコ「風間汐」の恋物語、第6巻。うおおおお進展きたあああああ!! あれ以上延々とすれ違い状態が続いていたら、「『君の名は』かこれはー!!」と暴れ出しそうなところだったので、大変ほっといたしました。

『もっと! 委員長(3)』(内村かなめ、一迅社)感想

ドMな風紀委員長・松浦ちよを主人公とする学園百合ギャグ4コマ。1〜2巻ではギャグの主軸たるSMネタが微妙に滑っている印象を受けましたが、今回はSM以外のヘンタイネタも数多く織り込まれており、新たな面白さを獲得し得ていると思います。

『君が僕を(3)〜こんなもの誰が買うの?』(中里十、小学館)感想

君が僕を 3 (ガガガ文庫)作者: 中里十,山田あこ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/03/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (5件) を見る微妙に中途半端な印象。商売繁盛の神様「恵まれさん」をしている女子中学生・絵藤真名と…

『地球移動作戦』(山本弘、早川書房)感想

地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)作者: 山本弘出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/09メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 42回この商品を含むブログ (49件) を見る本格長編宇宙SFながら、女性同士の愛がフツーに登場タキオン推進が実…

『クシエルの矢(1〜3)』(ジャクリーン・ケアリー[著]/和爾桃子[訳]、早川書房)感想

クシエルの矢〈1〉八天使の王国 (ハヤカワ文庫FT)作者: ジャクリーンケアリー,Jacqueline Carey,和爾桃子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/06/25メディア: 新書購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (26件) を見るクシエルの矢〈2〉蜘蛛たち…

「Comicリリィ Vol.3」(ライスリバー)感想

ライスリバーが2009年11月に創刊した百合アンソロの第3巻です。相変わらず漫画としての質に疑問を覚える作品が多いし、異性愛主義も鬱陶しいしで、このへんがそろそろ限界かなあと。Vol.4以降はおそらく買わないと思います。

『天然あるみにゅーむ!(2)』(こむそう、芳文社)感想

女子高拳法部員がおりなすドタバタな日常を描くギャグ4コマ。微百合と呼ぶよりさらに薄い、女子高生同士の「子犬のようなじゃれ合い」を描く4コマだと思います。漫画としてはじゅうぶん面白いので、百合云々にこだわらずにさらりと楽しむのが吉。

『ゆゆ式(2)』(三上小又、芳文社)感想

人によって「笑える/笑えない」が極端に分かれそうな作品だと感じました。百合っぽさもかなり希薄(ゼロではないにしろ)なので、百合4コマとして読むことも難しいかと。ゆるゆる系の微百合4コマならば、この作品より『ゆるゆり』の方が個人的におすすめ。

『楽園Le Paradis 第2号』(白泉社)感想

オール読み切り&描き下ろしの恋愛系コミック第2号。今回は全20編のうち6編が百合。第1号とほぼ同じ比率ですね。それ以外の収録作は男女物やガールズトーク物主体で、男×男のお話は今回は無し。百合作品もそれ以外も、第1号と変わらぬ面白さでした。

『いいなり!! 吸血姫(3)』(草壁レイ、メディアファクトリー)感想

駆け出し退魔師の依紀(いのり)と、依紀の血を狙う吸血鬼ルクレティアのソフトな百合コメディ。タイトルの意味が明かされる最終話も、おまけ漫画「吸血姫のためのパヴァーヌ」もキュートな百合百合しさにあふれており、楽しく読みました。