石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『クイーンズブレイド -Hide&Seek- (2)』(南崎いく、角川書店)感想

女戦士たちのアクションファンタジー、第2巻。「百合だ」する声も高い作品ですが、女性同性愛の扱いは相変わらず偏見チックです。「淫乱レズビアンが相手の意思を無視して一方的にヘテロ女性の身体をむさぼる」系のパターンが多すぎて、食傷しました。

チューリヒにオープンリー・レズビアンの市長誕生

カムアウト済みの女性同性愛者Corine Mauchさんが、2009年3月29日、スイス・チューリヒの市長に選ばれたというニュース。ちなみにチューリヒは今年のユーロプライドの開催地とあって、Mauchさんは開会式でスピーチをする予定だそうです。

『箱館妖人無頼帖ヒメガミ(5)』(環望、講談社)感想

百合伝奇アクション漫画、最終巻。最後の最後までキレのいいアクションとサスペンスがお話を盛り上げまくっています。彪とヒメカの関係も、「甘える/甘えられる関係」から「対等な相棒であり恋人」へとダイナミックな変化を遂げていて、実によかったです。

「同性愛者を異性愛者に『転向』させる治療は無意味」専門家が指摘

同性愛者を異性愛者に「転向」または「回復」させるという触れ込みの"Ex-gay"と呼ばれる治療(嫌悪療法やカウンセリング、祈りなどで同性愛を『治す』とされています)に対し、医学や精神医学、そして心理学の専門家が「そうした『治療』では性的指向は変え…

オーストラリアのTHE Seven Network、番組から女性同士のキスシーンをカット

オーストラリアの放送ネットワークTHE Seven Networkが、視聴者からの抗議に屈して女性同士のキスシーンをカットしてしまいました。同ネットワークの夜7時台のファミリー・ドラマ"Home and Away"で今年3月半ばからレズビアンの話が始まったところ、10万人も…

『落花流水(4)』(真田一輝、芳文社)感想

女子校弓道部が舞台の百合4コマ、第4巻。秋穂と水夏の恋の展開は相変わらずスローなのですが、一見進展はないかと思わせておいていきなり距離を詰めるという二段オチに「やられたー」と思いました。秋穂の鼻血ネタが復活しているのも楽しいところ。

『かなめも(2)』(石見翔子、芳文社)感想

新聞販売店が舞台の百合4コマ、第2巻。ゆめとゆうきのガチカプは1巻を上回る飛ばしっぷりですし、エロストーカー・はるかも元気いっぱいに誤電波を受信していて楽しかったです。かなと九地院のカプが意外な方向性を見せているところもよかった。

日本人も海外での同性婚可能に。法務省が新証明書発行決定

海外での同性婚可能に 法務省が新証明書発行へ - 47NEWS(よんななニュース)法務省は26日、同性同士の結婚を認めている外国で、日本人が同性婚をすることを認めなかった従来の方針を改め、独身であることなどを証明するために結婚の手続きで必要な書類を…

デンマーク、同性カップルが養子を迎えることを合法化

デンマークの議会が、先日、同性カップルが養子を迎えることを認める法律を通過させたそうです。これでデンマークは、既に同性カップルに異性カップルと同等の養子縁組の権利を認めているスペイン、オランダ、ベルギー、スウェーデンなどのEU諸国と足並みを…

『ささめきこと(4)』(いけだたかし、メディアファクトリー)感想

女子高生同士のもどかしくラブストーリー、第4巻。3巻ラストの引きがすごかったので、「4巻は怒濤の告白&大団円か!?」と思ったのですが、意外にもそうはならず、ふたりの恋はじれったく微速前進中です。このままダラダラ迷走しないといいんだけど。

アリゾナ州のハイスクール、ゲイ生徒に「レインボーのリストバンドをつけるな」と強要

米アリゾナ州の学校長が、14歳のゲイ生徒Chris Quintanillaがつけていたレインボーカラーのリストバンドについて、「そのバンドを裏返すか、学校につけてくるのをやめろ」と命令し、問題になっているというニュース。ちなみにそのリストバンドには、「レイン…

米同性婚禁止の影響で、「バチェラレット・パーティーお断り」のゲイバーが増加

同性婚を規制するProposition 8がカリフォルニア州で可決されて以来、アメリカでは「バチェラレット・パーティー(結婚式前(多くは前夜)の花嫁を女友達が囲んで行う、独身さよならパーティー)お断り」を掲げるゲイバー(というか、mixのバーもしくはクラ…

『トランジスタティーセット 〜電気街路図〜(1)』(里好、芳文社)感想

昔電子部品街、今オタクの聖地として栄える秋葉原の街と、そこに生きる人々を優しく描き出すコメディ。百合ものとしては「女子高生とメイドと小学生のマイルドな三角関係」という構図があり、特に小学生「さいり」の想いが可愛らしくてよかったです。

Xboxのグラフィックデザイナー、マイクロソフト社をホモフォビアで告訴

XboxのグラフィックデザイナーJamie Durrantさんが、職場で同性愛嫌悪的なハラスメントを受けたとしてマイクロソフト社を告訴しているそうです。オープンリー・ゲイのDurrantさんの訴えでは、彼は会社で「オカマ・ボーイのジム(Fag Boy Jim)」なんていうあだ…

『前夜祭』(小田扉、講談社)感想

小田扉さんの百合物だと聞いて「どんなんだ?」と思いつつ読んでみたのですが、そこまで百合百合しいお話でもありませんでした。むしろ、「奇妙な味わいの思春期漫画」というカラーの方が強い作品かと。でも悪くないですよこれは。いや、むしろ、すごくいい。

同性愛を理由に軍を解雇された航空看護婦、同性愛者は軍の士気を低めないことを示す

22年間米軍で航空看護婦として働いてきたMargaret Wittさんが同性愛を理由に解雇され、裁判を起こしています。

『もっと!委員長 (2)』(内村かなめ、一迅社)感想

微百合な学園ギャグ4コマなのですが、全体的に1巻よりもさらにヌルい印象が。これで「倒錯4コマ」を謳うのはほとんど詐欺に近いのでは。せめてキャラの描き分けがもう少しはっきりしていたら、また違った印象になったかも。

『どろぼうの名人サイドストーリー いたいけな主人』(中里十、小学館)感想

どろぼうの名人サイドストーリー いたいけな主人 (ガガガ文庫)作者: 中里十出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/03/19メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 40回この商品を含むブログ (34件) を見る官能あふれるパラレルワールド百合史劇千葉国王「陸子」(…

『スカイスクレイパー』(平木直利、コアマガジン)感想

キュートな絵柄の18禁エロコメ。序盤があまりラブくないのと、途中で男が絡むところ、そしてレイプが軽視されているところなんかはマイナスですが、それらを乗り越えてたどりつくラブラブ♀♀エンドはよかったです。

『さんぶんのいち。(2)』(松沢まり、芳文社)感想

1巻では「百合もヘテロもある三角関係」だったはずなのに、なんかあっさりヘテロ路線オンリーの話に切り替わってしまっています。百合は結局「思春期ゆえの逃避でした」あるいは「疑似恋愛でした」で片付けられそうな気配が濃厚。まさか、こうなるとは。

『いちごチャンネル(2〜3)』(浅井裕、シュベール出版)感想

18禁ラブコメ『いちごチャンネル(1)』の続き。面白かったです! 豊富な百合Hシーンを盛り込みつつ、「桃実と梨花がいちごを取り合う三角関係」という軸にブレがないところがいいし、読者をハラハラさせつつきっちり百合エンドに到達する構成もよかったです。

『繚蘭学園革命記 百花繚乱っ!』(えむあ、コアマガジン)感想

18禁エロ漫画。女性同士の絡みこそ多いのですが、ぜんぜん百合/レズビアンものに見えませんでした。理由は、「のっけから同性愛を全否定している」「『棒と穴』思想及び巨根崇拝が強すぎる」「そもそも女のコ同士の愛情が希薄」の3点。

『狐とアトリ―武田日向短編集』(武田日向、富士見書房)感想

姉妹愛と友愛とケモノ愛に満ちた、傑作微百合短編集。和風伝奇な表題作の他に、入院中の少女ふたりの友情を描く「ドールズ・ガール」、「やえかのカルテ番外編 YAEKA'S AIRMAIL」などが収録されています。

『バタフライ キス』(東雲太郎、富士見書房)感想

強力な科学技術「式」を操れる少女「桜子」の力をめぐり、桜子のパートナーの「ほむら」や、桜子に懸想する「静」が戦いに巻き込まれていくという百合バトルアクション。正直打ち切りっぽさは否めず、絵もお話も今ひとつ。

『やえかのカルテ(全3巻)』(武田日向、角川書店)感想

パラレルワールド設定の北海道で、獣医見習いの「やえか」が、親友「芹奈」とともに成長していく物語。百合ものとしては薄口ですが、この3冊の後『狐とアトリ』収録の番外編「YAEKA'S AIRMAIL」まで読み進めば、もう文句なんて言えなくなってしまうはず。

『Girl To Love』(路杏るう、コアマガジン)感想

ふた・百合・ショタ・女装M少年花盛りの、ドエロなアナルえっち漫画。女のコ同士のお話の愛と官能がとてもよかったし、それ以外の収録作も皆強烈にいやらしくて面白かったです。

『ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻(2)』(南房秀久、角川書店)感想

ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻2 (角川スニーカー文庫)作者: 南房秀久,島田フミカネ,上田梯子,Projekt K出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/03/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 7回この商品を含むブログ (23件) を見…

PCゲーム『その花びらにくちづけを 唇とキスで呟いて』(ふぐり屋)レビュー

ふぐり屋さんの18禁同人百合ゲー『その花びらにくちづけを』シリーズ第6弾です。1作目のメインカップル「七海」と「優菜」が再び主人公となり、あまあまデレデレな日々を繰り広げるというラブコメなのですが、こ、これは評価が難しい……。というのは、CGがい…