Xbox designer accuses Microsoft of homophobia - Telegraph
XboxのグラフィックデザイナーJamie Durrantさんが、職場で同性愛嫌悪的なハラスメントを受けたとしてマイクロソフト社を告訴しているそうです。オープンリー・ゲイのDurrantさんの訴えでは、彼は会社で「オカマ・ボーイのジム(Fag Boy Jim)」なんていうあだ名で呼ばれたり、嫌がらせのメールを送られたりし、うつ病になって7ヶ月間働けなかったとのこと。おまけに人事部にハラスメントを報告してもまともに取り合ってもらえず、何ヶ月も放置プレイにされたとか。ひっでー話よねこれ……。
あとひとつ興味深いのは、同記事に書かれている、「プロフィールでレズビアンと名乗って以来、他のゲーマーからホモフォビックな嫌がらせを受けていたXboxゲーマーが、先月マイクロソフト社からアカウント停止された」って話。嫌がらせをした側ならともかく、された側がアカウント停止ってどういうこったい。どうやら「彼女が性的指向に言及するのは、Xboxコミュニティにとって『不快な』(offensive)行為であると見なされたから」ってことらしいんだけど、Xboxコミュニティって、全員がヘテロ仮面をかぶってウフフアハハしてなきゃダメなところなの? 「セクマイは自分でないもののふりをしなくちゃ、入れてあーげない」ってことなの?
一応、マイクロソフトの言い分は、「レズビアンのXboxゲーマーのアカウントを停止したのは、ヘテロであろうとそれ以外であろうと、プロフィールで性的指向を表現することは禁止しているから」ということみたいよ。でもなあ。黙ってりゃ一律でヘテロとみなしやがるくせに、と思うと、なんか納得いかないもんがあるわ。この社会では「無徴=標準=マジョリティ」なわけだから、「無徴たれ」という強制は、結局、「社会の標準たれ/多数派たれ、無理でもせめてそのフリをしろ、俺(私)たち無徴なマジョリティの和を乱すな」ってことじゃない? なんかこう、「同性愛者にカミングアウトされると不快だからお前ら黙ってろ」って言うクソノンケと相通じるものを感じるわー。
Xbox欲しいなと思ってたのに、こういう記事を見ると購入意欲がしぼんで行くなあ。とりあえず、Durrantさんの裁判がどうなるか見守って行きたいと思います。